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市制施行120周年 呉市記念日式典 呉市長式辞

市制施行120周年 呉市記念日式典 呉市長式辞

 本日,ここに,呉市制施行120周年記念日式典を開催いたしましたところ,現職の総務大臣でいらっしゃる寺田代議士はじめ,そうそうたる御来賓の皆様をお迎えすることができました。御来賓の皆様をはじめ,御来場いただいた皆様には,貴重な時間を割いて御出席を賜り,ありがとうございます。

 振り返りますと,明治22年(1889年),呉鎮守府が開庁されたことにより,本格的な市街地の形成が進められ,明治35年(1902年)10月1日,人口6万人,全国で55番目に「呉市」が誕生いたしました。

 それ以来,戦前・戦中は,国の政策により,日本中から世界最高水準の人が,また,世界中から世界最高水準の技術が集まり,最先端の兵器の製造,戦艦大和などの艦艇の建造や航空機の開発を担いました。そして,日本一,そして世界でも有数の海軍工廠を擁するまちとして発展し,日本の近代化を牽引する特別重要な役割を果たして参りました。

 戦後は,廃墟の中から,平和産業港湾都市への転換を目指す「旧軍港市転換法」の制定を経て,瀬戸内海有数の臨海工業地帯として復興を遂げました。

 これにより,我が国の高度成長を推進する一翼を担って参りました。

 また,この間,豊かな自然,文化,歴史や地域産業を有する多くの町・村と合併することにより,バランスの取れた,懐の深いまちに生まれ変わりました。

 時代は様々に変化をして参りましたが,どの時代においても,市民が知恵を出し合い,助け合って,多くの試練を乗り越えて,今日の呉市を築き上げて来ました。

 近年,私共は,人口の減少・高齢化,平成30年7月豪雨災害,新型コロナウイルスの感染拡大,大手企業事業所の休止など,多くの課題を抱えております。これに立ち向かうため,海軍工廠の技術を活かしたものづくり産業,豊富な医療資源などを大事にし,ICTなどの最先端の技術を生活やビジネスに取り入れて参ります。そして,市民一人ひとりが主役となって,再び,日本中,世界中から多くの人が集まり,新たなチャレンジができる,新しい時代にふさわしい呉市,「イキイキと働き,豊かに安心して暮らし,ワクワク生きる」呉市を築いて参ります。

 また,本日の式典では,長年にわたり,各分野で地域社会に貢献された方々を表彰させていただきます。本日表彰をお受けになる皆様には,敬意と感謝の意を表します。

 最後に,本日の式典の主役である全ての市民の皆様の御多幸,御健勝をお祈りいたしまして,式辞とさせていただきます。

 

令和4年10月1日

呉市長 新原 芳明

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