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三菱重工パワーインダストリー株式会社取締役社長が来訪されました

三菱重工パワーインダストリー株式会社の松田取締役社長の来訪について​

 6月3日,三菱重工パワーインダストリー株式会社の松田順一郎取締役社長が呉市長を訪問し,社長就任のあいさつを兼ね呉地区における今後の事業展開について説明がありました。

説明の趣旨

 三菱重工パワーインダストリー株式会社では,同社親会社である三菱重工業株式会社(以下「三菱重工」という。)の呉工場から最終的に125名の増員を受けるなど,三菱重工と共に呉地区における事業再編を順調に進めています。当社全体では呉地区以外を含めると三菱重工から約150名の人員を受入れし,増員と同時に今ある事業を伸ばすのはもちろんのこと三菱重工からの商権移管により事業の幅も広げ,当社事業を伸ばす貴重な戦力として活躍いただいています。
 商権移管による事業拡大としては,製紙工場特有の回収ボイラがあります。これは,パルプ製造工程で排出される廃液(黒液)を燃料とするボイラで,バイオマスエネルギーとして位置付けられ注目されています。呉市に関しましては,三菱重工の長崎工場が王子マテリアル株式会社呉工場様に納入している回収ボイラも今後は当社が対応させていただくことになります。
 蒸気タービンについても三菱重工所掌でしたが,中小型のものについて当社でできるようになり,設計及びメンテナンスは当社が行うこととなります。製作は比較的大きいものは三菱重工の長崎工場か日立工場で製作しますが,それ以外は外部で製作しており新日本造機株式会社様にもご協力いただいています。
 また,産業用プラント設備の遠隔監視・運転支援を行う「呉みらい館」により,当社呉事業所を国内各地の発電設備の安定稼働を行う拠点としてさらに充実させていきます。
 当社は,プラントエンジニアリング事業を行う会社として,技術開発,設計,物の調達,現地据付,試運転を行い顧客に納めています。その後は納めた設備のメンテナンスも行っています。
 設備の中でも鍵となるボイラ,タービン,環境装置を自社技術で行っているのが大きな特徴です。
 新原呉市長が市の施策として推進されている「脱炭素社会の実現に向けた呉市の貢献」ということを正に進めているところであり,脱炭素の動きは本当に大きなものですが,これをチャンスと考えています。
 当社は,国内産業用向け納入実績で50%を超えるシェアを持つリーディングカンパニーとして,脱炭素事業の担い手となれるよう呉市での事業展開に取り組んでまいります。

令和4年6月8日
呉市長 新原 芳明