「市長発言」三菱パワー(株)社長及び三菱パワーインダストリー(株)副社長が訪問されました
7月8日、三菱パワー株式会社の河相健代表取締役社長と三菱パワーインダストリー株式会社の松田順一郎 取締役副社長が市役所を訪問され、呉地区における両社の今後の事業展開と脱炭素化に貢献する最新技術について次のとおり説明がありました。 3月24日にも河相社長に直接、来呉いただき、ご説明いただいた内容が順調に進んでおり、呉市が同社を通じて、脱炭素化に大きな役割を果たすことになることが確認できました。
説明の趣旨
1 三菱パワー株式会社(以下「MP三菱パワー社」という。)と同社子会社の三菱パワーインダストリー株式会社(以下「MPI三菱パワーインダストリー社」という。)の呉地区における事業は、発電用ボイラーサービス事業,環境プラント事業,産業用火力発電事業を今後の強化事業分野として位置づけ,世界的に需要が高まる発電プラントの脱炭素化へ対応するため、CO2の削減に貢献するバイオマス混焼,アンモニア混焼,石炭ガス化複合発電,窒素酸化物除去などの最新技術を用いた事業展開を呉地区において加速し、日本及び世界におけるカーボンニュートラル社会の実現に貢献していく。
2 MP三菱パワー社呉工場では、これまでボイラー本体の設計・製造・建設で培った高い技術力を活かし、今後は,需要の高まる発電所の低・脱炭素化に向けたメンテナンス事業を強化する。また、ボイラー製造機能を長崎工場へ集約することにより影響を受ける地元呉地区の協力会社とは緊密に連携し、同社の他工場への紹介も含めた支援を行いたい。
3 MP三菱パワー社呉工場から100名規模の人員を受け入れ増員するMPI三菱パワーインダストリー社では、同社の呉事業所に設置している産業用火力発電設備の遠隔監視・運転支援施設「呉みらい館」を活用した事業を今後さらに強化し、国内各地の発電設備の安全かつ安定的な運転を呉地区からサポートする。
4 両社は、脱炭素化技術のリーディングカンパニーとして呉市での事業展開を加速していく。