市議会の仕事
印刷用ページを表示する掲載日:2015年11月1日更新
市議会の役割
市議会は,市民から選ばれた市議会議員で構成され,市民の要望や意見をくみとり,行政に反映させ,市政の方向を決める大切な役割を果たしています。市の予算や条例等,市政の重要なことを審議・決定する役割を持っています。
市議会の権限
議決権
条例を制定・改正すること,予算を決定すること,決算を認定すること,一定額以上の契約の締結を許可すること,まちづくりの将来像である基本構想を定めることなどの重要事項については,市議会の議決が必要となります。
この権限を議決権といい,議会の最も重要で本来的な権限です。
検査権及び監査請求権
議会は,市の事務に関する書類を検査したり,報告を求めることができます。
また,監査委員に対して,市の事務に関する監査を求め,その結果を求めることができます。
これらの権限は,市の事務遂行を常に監視することにより,適正に事務が遂行されることを確保するために認められています。
調査権
議会は,市の事務に関して,質問したり,資料を収集するばかりでなく,関係人の出頭や証言,記録の提出を請求する権限を有しています。
この権限は,地方自治法第100条に定められていることから「100条調査権」とも言われ,正当な理由がなく出頭を拒んだり,虚偽の陳述をすると罰則が設けられています。
同意権
市長が,副市長や教育委員会委員,監査委員などの主要な公務員を選任したり,任命する場合に同意を与える権限です。
意見書提出権
議会は,市に深い関係がある公益に関する案件について,国や県などの関係行政庁に対して意見書を提出し,議会の意思を表明する権限をもっています。