呉市地方卸売市場の運営方針(案)について
案 件 名 |
呉市地方卸売市場の運営方針(案)について |
付議された委員会 |
産業建設委員会 |
委員会開催日 |
平成28年8月25日 |
案件の概要等 |
呉市地方卸売市場は,昭和26年1月に全国で11番目の中央卸売市場として開場し,昭和57年7月に現在の光町に移転,平成20年4月に国の再編措置により地方卸売市場に転換した。運営については,平成24年4月から指定管理者制度を導入している。
産地直接取引などによる市場経由率の減少や,加工販売,品質管理など顧客ニーズの変化等により,取扱数量及び取扱金額はピーク時から約7割減少していることに加え,施設の老朽化や品質管理の立ち遅れなど,呉市地方卸売市場が抱える課題は多く,深刻な状況ではあるが,生産者に対する確実で迅速な販路の提供,流通・小売業者に対する安定的で効率的な取引の場の提供,消費者に対する生鮮食料品の安定的な供給など,呉市地方卸売市場が果たす役割は非常に大きく,本市にとって不可欠な施設である。
これらのことから,今後,(1)施設整備,(2)市場運営,(3)市場活性化について取り組むとともに,当面は指定管理制度を継続しつつ,運営方法の見直しについて検討する。
委員会の中では,呉市地方卸売市場が取り扱う青果や水産物の現状や,空き店舗の状況,市場を含む流通の動向について質疑が行われた。
また,このたび,平成29年4月から5年間,引き続き指定管理制度を継続するという方針が出されたが,この5年の間にどのような取り組みを行うつもりか,また,民営化の可能性はあるのかという質問に対して,現状を見ると民営化は難しいが,可能性を否定するわけではない。また,市場の位置づけ,役割,機能強化,施設整備,市場のあり方について定める経営戦略を早急に策定したいという答弁がされた。
さらに,呉市が策定を進めている呉市農水産業振興ビジョンでは農水産物の直売所の整備を検討すると示されているが,市場の必要性と相反するのではないかという意見に対して市側は,市場では約200名が働いており,雇用確保という面を含め,零細な小売店が営業を続けていくために,市場は必要不可欠であると答弁した。
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資 料 |
280825_呉市地方卸売市場の運営方針(案)について [PDFファイル/566KB] |
<外部リンク>
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