広島県から呉平谷線の整備などについて説明を伺いました!
本日,広島県西部建設事務所呉支所の中本支所長に来庁いただき,今年度の呉市内における県の土木関係事業について,詳しい説明を伺いました。
まず今年度は,平成30年7月豪雨災害からの復旧・復興に資する事業について,引き続き最優先で取り組んでいただけると,力強い説明をいただきました。
また,市民の皆様の安全・安心を確保するため,河川・砂防・急傾斜・高潮対策等の防災・減災対策についても全力で推進いただけるとのことです。
(新たな砂防ダムの緊急的な整備や災害復旧事業の進捗状況等につきましては,呉市のホームページ『平成30年7月豪雨災害 災害復旧作業の進捗状況』をご確認ください。)
この他,道路・街路事業について,全国的に競争が激しく予算確保が難しい状況にあっても,今年度必要な予算は,十分確保いただいていることを伺いました。
とりわけ,呉市の長年の課題である呉平谷線(上二河~此原)約2.4kmについては,今後の工事の進め方等について,イメージ図 [PDFファイル/214KB]により,分かりやすく説明いただきました。この事業区間のうち,此原地区(約0.4km)については,既に先行して工事を進めており,令和2年度末までの完成を目指すとのことです。上二河地区(約2.0km)については,今年度は,橋梁の詳細設計などの調査・設計を進めるとのことです。
呉平谷線は,交通量が多い主要な道路であり,工事中も通行止めに出来ない上,上二河地区は切立った渓谷を通る厳しい現場環境にあることから,本格的な工事に着手する前の準備・仮設工にも相当な時間を要するとのことです。道路の本体工事は,市中心部側から進めていき,まず約100m区間の土工工事を行いながら,最高で35mを超える高さの橋脚を製作し全長で約500mの橋梁を架けて,最後に約1,400mのトンネルに着工する予定とのことです。このように構造物が多く難工事であるため,新技術や新工法を活用しても,整備には10年以上の期間を要するようですが,工事中の事故が無く,一日でも早く完成いただくことを,強く要望しました。
さらに,呉平谷線は,市民の皆様の関心が極めて高いことから,今後の工事内容やスケジュールについて,出来るだけ分かりやすい内容で早期に公表いただくとともに,工事に着手する際には,地元関係者へ丁寧に説明いただくようお願いしました。
西部建設事務所呉支所の皆様には,災害対応を優先しつつも主要な事業については,建設業者の方々にご対応いただける範囲内で,出来るだけ前に進めていただけるとのことであり,とても感謝しています。
本日ご説明いただいた事業は,全て呉市にとって重要な事業ですので,県が事業主体ですが,呉市としては,県と一体となって全力で事業に取り組む所存です。
令和元年6月19日
呉市長 新原芳明
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