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仕事始めの式での挨拶(平成31年1月7日)

平成31(2019)年1月7日

仕事始めの式での市長挨拶

 

 皆様,明けましておめでとうございます。

 まず,本年が皆様,そして皆様の御家族にとって,今年の正月の天気のように,穏やかで市長挨拶➀美しく希望に満ちたものとなりますようお祈りいたします。

 さて,今日の話は3つの部分に分かれています。

 まず,第1の部分から申し上げます。

 今年は4日が金曜日でしたが,この仕事始めの式を月曜日の本日,7日にいたしました。もちろん4日も市民の皆様へのサービスが滞ることのないよう窓口はちゃんと開いて,必要な人員には出勤していただきました。

 昨年7月には甚大な豪雨災害がありました。多くの市民の皆様が直接,間接に被害を受けられました。そして,今なお大変苦しんでおられます。

 市役所職員の皆様には,これからも被害に遭われた市民の皆様の気持ちに寄り添って,丁寧にお話を聞いていただきたいと存じます。そして,一日も早く,当たり前の生活を取り戻していただけるよう,職員それぞれの立場で最大限の御配慮をお願いいたします。

 さて,昨年7月の豪雨災害では,国,自衛隊,県,その他の自治体など多くの関係機関,ボランティアなど全国の様々な方々,そして消防団,自治会,民生委員をはじめ地域の皆様,近所の方々の助け合い,更には中学生,高校生など,多くの方々の御尽力,御支援をいただきました。

 そして,市の職員の皆様にも,消防,被災地の市民センター,土木,上下水道をはじめ全ての職場で手分けをして,力を尽くしていただきました。多くの皆様に不眠不休で働いていただいたと思います。市長として職員の皆様を誇りに思うとともに心よりお礼申し上げます。皆様本当にありがとうございました。

 ところで,私は心身ともに健康でいることは仕事の一つだと考えています。

 健康でなければ,市民の皆様に臨機応変に適切なサービスを提供することはできません。4日は,休める人は休んで,連続の休みとしていただきたいと思い,人事担当者からの提案を採用して,仕事始めの式を7日にいたしました。

 私自身は,4日は商工会議所の新年互礼会もありましたので出勤いたしました。実は普通に仕事をしていました。書類を読んでいて確認したいことがありましたので,何人かの部長に直接私から電話をいたしました。半分くらいの部長さんはちゃんと休んでおられました。この仕事始めの式を7日にした趣旨が徹底されていたので大変うれしく思いました。誤解のないように申し上げますが,聞きたいことが聞けなかったことが残念だというよりも,むしろ,ちゃんと休んでもらっていたということの方が大変うれしかったということです。

 さて,今年の市役所の最大の課題は,豪雨災害からの復興です。復興に向けて,今後何年間かは忙しく,気の抜けない日々が続きます。

 職員の皆様には,これからも心身の健康を維持することは仕事だと思っていただきたいと思います。管理職の方々とよく相談していただいて,仕事のメリハリをつけて,うまく休めるときには休んでいただけるようにお願いいたします。

 ところで,復興の目指すべき姿は,まず先ほどから申し上げておりますように,被災した市民の皆様が当たり前の生活を取り戻すこと,そして更に,呉市が災害以前に増して,安全で安心な,魅力的なそして元気と賑わいに満ちた都市として復興すること,観光客を始め多くの人々が訪れてみたい,住んでみたいと思えるような交流都市となることでございます。

 この目標の中で,安全安心なまちとなるためには,避難行動の検証が非常に大事です。避難情報をどのように提供するのか,避難所や避難訓練のあり方等について丁寧な検討が必要です。また,被災した方々が当たり前の生活を取り戻すためには,災害公営住宅の整備に向けて,被災されて仮設住宅やみなし仮設住宅などに住んでおられる方々の意向を丁寧に確認して,どのようなことができるのか,必ずしも災害公営住宅が一番いいのかどうか,それも含めて研究していかなければなりません。被災者の方にとって一番いい形は何か,よくお話を聞いて検討をしていかなければなりません。

 力強く復興を進めていくためには,これからも引き続いて,地域の皆様や各種団体との意見交換,ワークショップ,更に,パブリックコメントなどを行うことによって,市民の皆様の意見を丁寧に聞いていかなければいけません。その上で,復興計画を策定してまいります。今年の3月までに復興の全体計画,そして9月までに地区計画を策定することを目指します。

 復興のための仕事,しかも,ただ元に戻るだけでなく,元気と賑わいに満ちた,前にも増して魅力的な都市,訪ねてみたい,住んでみたい,そういう都市として復興していくための仕事は,いずれも容易に成し遂げることのできるものではありません。これからの復興に向けての仕事は,色々な困難が予想されます。

 更にこうした目的のために,駅周辺の再開発,青山クラブの保存活用,起業家支援プロジェクト,健康寿命日本一,妊娠期から子育て期にわたる包括的支援などの施策も,あわせて進めなければなりません。大きな努力が必要です。

 しかし,私は,昨年の7月からの職員の皆様の働きぶりをみて,必ず成し遂げてくださるものと信じています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 ここから2つ目の部分に入ります。

 逆に,このような未曽有のときだからこそ,これまでの仕事の進め方を見直すチャンスだとも考えられます。

 以下,昨年,仕事始めの式に申し上げましたことの要点をもう一度申し上げます。

 今日のあいさつは,庁内の掲示板や市のホームページに載せますので,以下7点申し上げますけれども,よく聞き取れなかった部分については,あとで読んでいただければ大変ありがたいと思います。

 まず,第1に当たり前のこと,基本的なことを慌てずに丁寧にきちんと行っていただきたいということです。これは簡単なようで結構難しいことです。そのためには早くから見通しを立てていかなければなりません。

 第2番目は,判断に迷ったら静かに心の声に耳を傾けて,正直な自分の気持ちを確かめていただきたいということです。

 第3に,第1点と重なりますが,皆様がなさっているその具体的な仕事の本来の目的は何かよく考えて,常に出発点,基本に帰って,無駄な仕事や手戻りが生じないようにしていただきたいということです。

 第4に,第1点,第3点とも重なりますが,前例踏襲に陥らない。1年経てば多かれ少なかれ必ず環境が変わります。少しだけ変えればいい場合もあれば,思い切って変えなければ市民の皆様のニーズに合わない場合,思い切った挑戦が必要な場合があります。甚大な災害の場合は,正にこのような場合ではないかと思います。

 第5に,これも第1点から第4点と重なりますが,市民の皆様の心に寄り添って丁寧にお話を聞くこと,市民の皆様に対して隠し事をしないこと,えこひいきをしないこと,その上で,できないことはできないと誰に対してもつらくてもちゃんと理由を示して説明すること,これも大事なことです。要するに,公平でクリーンな市役所行政を行っていただきたい。

 それから第6に,同じ職場の職員が日ごろから仕事をするに当たって,お互いのことをよく知っていることが非常に大事です。日ごろのコミュニケーションをよくすることに努めていただきたいと思います。

 また第7に,自分の担当だけでなく,市役所の仕事全体についても関心を持っていただき,御自分の仕事が市役所全体の中でどういう役割を果たし,意義を持っているかについて理解を深めていただくようにお願いをいたします。特に,管理職の皆様には他の部や課の仕事についても,概要は説明できるように努力をしていただきいと存じます。そして,そのことは必ず担当の仕事にも役立ち,縦割りを排して市民サービスを充実することになると信じております。

 以上が第2の部分です。

 これから3番目の部分を申し上げます。

 最後ですので,今年の明るい話題について3点申し上げたいと思います。

 第1に,3月中には休山トンネルが開通いたします。車の通行がスムーズになります。また,昨年末に国土交通省が,災害対策として暫定2車線の高速道路の中から緊急性の高いものを選んで4車線化を進めることを決めています。3月までにその対象を選ぶことになっています。この機会にクレアラインがこの中に入るよう全力で働きかけてまいります。採択されれば,休山トンネルの開通と相まって,呉の交通についての災害に対するイメージは大きく変わります。呉・広島間,更には東広島,広島空港を含めた人,物の流れは抜本的に太くなります。またとないチャンスです。

 第2に,今年は呉鎮守府開庁130周年です。多くの観光客を呉に呼び込み,呉の歴史や技術力について,PRする大きなチャンスです。観光や文化を担当する部や課だけでなく,全ての職員の皆様にお願いします。地元経済団体や宿泊,飲食,交通等に関係する業界,海上自衛隊などと一緒に何らかの形で記念事業を企画したり,参加できないか,知恵を絞っていただきたいと思います。

市長挨拶➁ 第3に,昨年12月18日に呉市は政府から「中枢中核都市」の一つに選ばれました。東京一極集中を阻むための受け皿としての役割が期待されています。そのための対応策を提言すれば,政府から手厚い支援を受けることができます。これは正に,復興の目指すべき姿,先ほど申し上げました,元気と賑わいに満ちた魅力的な都市,これを目指すために,これまで進めている施策と重なるものです。

 職員みんなで知恵を絞ってまいりましょう。

 終わりに,私の今年の抱負を申し上げます。

 NHKの人気番組キャラクターの,5歳のチコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と言われないように過ごしたいと思います。

 以上です。