インフラ強靱化(土木)プロジェクト
災害に強い安全・安心なまちを目指して
施策の方向性
被災した道路、河川などの土木施設や農道、水路などの農業用施設の早期復旧、改良復旧の実施に併せて、再度の被災を防止するための砂防・治山ダムの早期整備を進めるとともに、復旧・復興事業の進捗状況の「見える化」を実施します。
主な取組
1 土木施設などの復旧・強化
災害に強い道路・河川などの整備
被災した道路・河川などについて、防災機能の向上などの改良復旧を検討しながら土木施設などの本復旧を進めるとともに、安全・安心な生活環境の向上や災害時の避難ルートの確保に向けた検討を進めていきます。
また、災害時の緊急輸送道路や都市計画道路を始めとした市民生活や企業活動を支える道路の新設や改良などの整備を推進していきます。
災害に強い海岸線の整備
現在、港湾海岸や漁港海岸において、効果的・効率的な護岸改修を進めるための長寿命化計画の策定を進めており、今後は、この計画に基づき、計画的な整備・改修を実施し、地域住民の安全性の向上を図るとともに、高潮や波浪に強い海岸線の整備を進めていきます。
災害に強い砂防・治山事業の推進
関連緊急事業として採択された砂防ダムや治山ダム、急傾斜地崩壊対策施設などの着実な整備を進めるため、国・県との連携を図るとともに、土砂洪水氾濫対策、再度災害防止対策事業などの推進や、土砂崩れが発生したものの事業が実施決定されていない箇所への新たな砂防・治山施設等の設置などについて、国・県に対して強く要望を行っていきます。
2 農林水産業基盤施設の復旧・強化
災害に強い農林水産業施設の復旧・強化
被災した農林業施設について、崩土撤去などの応急対策を速やかに実施し、当面の通行や二次災害の防止を図るとともに、農地の耕作再開を図るため、集約化・効率化に向けた検討も含め、早期復旧に取り組むとともに、漁業施設については、早急に漁港内のしゅんせつを実施し、機能回復に努めます。
また、ため池について、防災重点ため池の浸水想定区域図やため池ハザードマップの作成などのソフト対策にあわせ、不要と判断されるため池については、管理者と廃止に向けた協議を進めるなどの防災対策に取り組んでいきます。
3 復旧・復興事業の見える化
一元的な情報発信
土木施設・農林業施設の復旧・復興事業について,国・県・市などの各管理主体の事業の状況を集約・一元化して市のホームページなどで公開し、事業の進捗状況を見える化することで、分かりやすい情報提供に努めていきます。