呉市では,新たな事業の創出,民間イノベーションの誘発等を促進するとともに,都市や地域が抱える諸課題を解決することで,市民が便利で快適に暮らすことができる持続可能なまちとなることを目指して,人工知能(AI),IoT(Internet of Things),ドローン,自動運転,ロボットなどの新技術を活用するスマートシティ「くれ」に取り組んでいます。
■ 目的
スマートシティの実現に向けた意見交換を行い,今後の施策展開に反映することを目的として,呉市スマートシティ推進会議を設置しています。
■ 構成員
推進会議は会長,副会長及び委員で組織します。なお,委員は庁内幹部で構成します。
■ 取組内容
呉市の課題(ニーズ)の解決に資する先端技術(シーズ)の提案を,民間事業者等から募集し,ニーズとシーズが適合する場合は,実証実験や実装に向けて意見交換を行います。
■ 第1回 呉市スマートシティ推進会議
令和3年2月12日,「第1回 呉市スマートシティ推進会議」を開催しました。
今後、全庁横断的に課題に取り組むことで,呉市のスマートシティの推進を図ることを確認しました。
▲第1回呉市スマートシティ推進会議の様子(令和3年2月12日)
■ 第2回 呉市スマートシティ推進会議
令和3年5月28日、「第2回 呉市スマートシティ推進会議」を開催しました。
地域課題(=ニーズ)に対し,民間事業者や大学等高等教育機関から先端技術(=シーズ)を募る「スマートチャレンジくれ」の進め方について確認しました。
■ 第3回 呉市スマートシティ推進会議
令和3年10月15日、「第3回 呉市スマートシティ推進会議」を開催しました。
スマートチャレンジくれに寄せられたシーズ提案について,提案の内容に応じて,今後の進め方を次のとおり整理しました。
提案の中から分野横断的に実施していくための有望な案件を抽出し,必要に応じて実証実験を行い,実現可能性を検討します。
すでに実用化されたソリューションや商品の購入など,担当課を中心として個別に対応することが可能な内容については,スマートシティ推進会議とは切り離して個別に検討します。
■ 第4回 呉市スマートシティ推進会議
令和3年12月16日、「第4回 呉市スマートシティ推進会議」を開催しました。
スマートチャレンジくれに寄せられた約300件のシーズ提案を基に,今後,ワーキンググループを設置して具体的に進めていくテーマを決定しました。
「スマートチャレンジくれ」で取り組む テーマについて [PDFファイル/256KB]
呉市では,スマートシティの実現に向けて,事業化の前段階から民間事業者や大学等高等教育機関の皆様との意見交換を行う産学官連携の取組をスタートします。
この取組を「スマートチャレンジくれ」と称し,呉市の地域課題(=ニーズ)の解決に向けて,事業者の皆様から先端技術(=シーズ)の提案を募集します。
呉市は,瀬戸内海のほぼ中央部,広島県の南西部に位置し,瀬戸内海に面する陸地部と,倉橋島や安芸灘諸島などの島しょ部で構成される気候温和で自然環境に恵まれた都市です。人口は216,273人,世帯数は108,381世帯,面積は 352.83km2 で,陸地部と島しょ部(倉橋島,鹿島,下蒲刈島,上蒲刈島,豊島及び大崎下島)は,架橋により陸続きとなっています。また,市域は東西方向に約 38.1km,南北方向に約 33.1km と広がっており,約 300km の海岸線を有しています。 市域全体を通じて平たん地が少なく,野呂山,灰ヶ峰,七国見山,火山を始め,標高 300 mから 800 m前後の山が連なり,地域が分断された地形となっています。一方,こうした地形から山と海の風光明媚びな自然に恵まれ,瀬戸内の美しい島々や多彩な峡谷美の景観は,貴重な観光資源や市民の憩いとレクリエーションの場としても親しまれています。
また,呉市は,古くから,遣唐使船の建造や,朝鮮通信使・北前船などによる大陸や日本海からの交易の地として栄えました。戦前・戦中は,世界最高水準の技術と人が集まり,戦艦大和などの艦艇の建造や航空機の開発を担うなど,日本一,そして世界でも有数の海軍工廠しょうを擁するまちとして発展してきました。戦後は,こうした歴史や,海軍工廠の基盤・技術を生かしたものづくり産業,豊富な医療資源などを有する多様性に富んだ都市として発展し,今日に至っています。
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