子ども支援プロジェクト
被災された子どもや子育て家庭、児童・生徒に寄り添った支援を
施策の方向性
子どもや子育て家庭、児童・生徒に対して、家庭、学校、関係機関と連携を図りながら、心身のケアや居場所づくり、教育環境の充実に取り組みます。
主な取組
1 子どもと子育て家庭の支援
子どもと親の心のケアなど
被災によって、生活環境が大きく変わった子どもや子育て家庭では、外見上は元気に振る舞っていても、心に抱えるストレスは、外からは見えにくいこともあります。特に子どもは、症状の現れ方や時期が一人ひとり違うため、子どもが感じる不安やストレスを早期に発見し、適切な対応を行うことが必要となります。また、子育て家庭の親の不安や孤立感を助長させない取組として、辛い立場にある子育て家庭が安らげる居場所や交流の場も必要です。
このため、ボランティア団体やNPO法人などと連携して、被災した子どもたちの遊び場や子育て家庭の交流・情報交換の場、気軽に相談できる環境づくりやイベント・レクリエーションなどを提供することで、子どもと子育て家庭に寄り添った支援を継続していきます。
安全・安心な児童福祉施設などの整備
今回の災害では、私立幼稚園・保育所なども被災しており、安全・安心な児童福祉・児童教育を確保するため児童福祉施設等の復旧整備が必要です。
このため、被災した私立幼稚園・保育所などの復旧に対して支援を行うとともに、災害に強い環境を整備するため、施設の耐震化についても支援を行います。また、被災地での子どもの一時預かりなどに迅速に対応できる体制づくりについても検討を行っていきます。
2 児童・生徒の支援
児童・生徒の心のケアなど
被災により心のケアを必要とする児童・生徒やその保護者に対しるカウンセリングの実施や、教職員の心のケアに対する知識・理解を深めるための研修、また、学校内外での心のケアを必要とする児童・生徒の心の元気を育てるための体験活動を実施するなど、引き続き、こうした児童・生徒の心に寄り添った支援を行っていきます。
就学支援
被災に起因する保護者の経済的な困窮に伴い、児童・生徒の就学が困難になる世帯に対して、就学援助制度に準じた費用の一部を支援するなど、被災世帯の負担軽減を図るとともに、被災に伴う転居により市内の小中学校への転入学の希望がある場合には、今後も弾力的な受け入れを実施していきます。