向日原神社の本殿|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月30日更新
向日原神社の本殿
むかいばらじんじゃのほんでん
市有形文化財 昭和43年10月1日
向日原神社の本殿は,呉市内で最も古い木造建造物のひとつです。神社の創建年代は分かりませんが,『芸藩通志』には「永正11(1514)年申戌,野間刑部輔興勝,再造,もとは,今,古宮と呼ぶ地にあり,寛文壬子(寛文11年)今の地に移す。」と記されています。古宮と呼ぶ地はどこか分かりませんが,川辺に位置しており,何度も水害に遭い,洪水で流されてこの地にきたという言い伝えが残っています。
本殿の形式は一間社流造ですが,正面の柱間が8.5尺(約2.6m)もあり,一間社としては規模の大きな社殿で,江戸時代初期から中期はじめ頃の様式を持っています。平成7(1995)年から2年間を費やした修復工事では,茅葺き屋根を銅板葺きに改めましたが,ほぼ建立時の姿に復原されました。
所在地
押込3丁目
交通案内
広電バス 焼山熊野苗代線「押込」バス停下車 徒歩約3分
公開情報
常時公開しています。
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