船宿|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月30日更新
船宿(旧村井・旧木村・北川家住宅)
ふなやど(きゅうむらい・きゅうきむら・きたがわけじゅうたく)
市有形文化財 平成6年12月8日
船宿の平面部は,1階部分においては3軒とも片側に土間を通した1列2室型であり,表側半間が縁の扱いになり,4畳半の「みせ」と6畳及び8畳の「ざしき」が続いており,2階部分は階段の踊場部分に3畳部があてられ,残りは間口一杯まで部屋が取られていたと推測されています。船宿を勤めていたのは,3軒の真ん中に位置する木村家であり,江戸時代において,屋号を「若本屋」といい,宇和島藩・大洲藩指定の船宿でした。
当時御手洗には西国の藩指定の船宿が数多くありましたが,現存するものは,延岡藩指定の「竹原屋」(御手洗七卿落遺跡,広島県指定史跡),鹿児島藩・熊本藩指定の「脇屋」と「若本屋」のみとなっています。
所在地
豊町御手洗字住吉町(重伝建地区内)
交通案内
瀬戸内産交バス 沖友天満宮~中国労災病院線,さんようバス とびしまライナー
「住吉神社前」バス停下車 徒歩約1分
公開情報
外観の見学が可能です。
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