船宿|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2024年6月18日更新
船宿(旧村井・旧木村・北川家住宅)
ふなやど(きゅうむらい・きゅうきむら・きたがわけじゅうたく)
市有形文化財 平成6年12月8日
船宿の平面部は,1階部分は3軒とも片側に土間を通した1列2室型で,表側半間が縁の扱いになり,4畳半の「みせ」と6畳及び8畳の「ざしき」が続いています。2階部分は階段の踊り場部分に3畳部があてられ,残りは間口一杯まで部屋が取られていたと推測されています。船宿を勤めていたのは,3軒の真ん中に位置する木村家で,江戸時代の屋号を「若本屋」といい,宇和島藩・大洲藩指定の船宿でした。
当時御手洗には西国の藩指定の船宿が数多くありましたが,現存するものは,延岡藩指定の「竹原屋」(御手洗七卿落遺跡・広島県指定史跡),鹿児島藩・熊本藩指定の「脇屋」と「若本屋」のみです。現在は建物を改装した古民家カフェなどに利用されています。
所在地
豊町御手洗字住吉町(重伝建地区内)
交通案内
【車】呉市街方面から約60分
【公共交通機関】瀬戸内産交バス 沖友天満宮~中国労災病院線「住吉神社前」バス停下車 徒歩約1分
公開情報
外観の見学が可能です
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