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野路山伊音城 弘法寺岩屋(本堂)|呉市の文化財

野路山伊音城 弘法寺岩屋(本堂)
のろさんいおんじょう こうぼうじいわや(ほんどう)

野路山伊音城 弘法寺岩屋(本堂)
市有形文化財 平成9年4月25日

 年代不詳ですが,弘法大師信仰と結びつき創建されたものと思われます。文政2(1819)年,川尻村の『国郡志御用ニ付き書上』は名勝の項で,「(前略)川尻村ト中切村山境に高き所有,其峯に少平地有テ威音城と称え,往古寺有し所と云ひ傳,其屋敷と見へし巽向(南東の方向)の下に有,岩窟に堂を寄建テ弘法大師ヲ安置ス(後略)」とあります。

 野路山の岩体である流紋岩質凝灰岩の巨岩の上に本堂が建てられ,その奥に大師を安置した厨子があります。

所在地

安浦町中切(弘法寺)

交通案内

JR「安芸川尻駅」より さざなみスカイラインを車で約20分

公開情報

常時公開しています。