宇津神社のホルトノキ|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2015年11月1日更新
宇津神社のホルトノキ
うつじんじゃのほるとのき
市天然記念物 平成23.4.28
宇津神社のホルトノキの樹齢は不明ですが,胸高周囲が4mを超えるなど,ホルトノキとしては県内有数の巨木です。
瀬戸内海は,古くから文化が栄え,内海の交易も盛んでした。そのため島々には段々畑が多く見られ,港町として栄えた場所も多数ありました。
島嶼部の樹林は古くから船材や建築材として,また薪炭材としてその多くが伐採され,その結果瀬戸内海の多くの島の植生はクロマツを主体とした貧弱な植物群落となりました。その中にあって宇津神社のホルトノキの巨樹は,この地域にかつては照葉樹林が発達していたことを示す証拠であり,歴史的に見て極めて貴重な存在です。
所在地
豊町大長
交通案内
「広駅前」バス停から瀬戸内産交またはさんようバスで「団地センター」バス停下車,徒歩約7分