阿賀のサルスベリ|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月30日更新
阿賀のサルスベリ
あがのさるすべり
市天然記念物 昭和58年10月1日
阿賀の大谷川沿いの家に,大きなサルスベリがあります。高さ約7m,幹周り1.3mのこの木は,家が建てられた140年前には,すでに大きく育っていたと言われています。今では,塀はもちろん屋根の高さをも越え,真夏の日差しの中で,鮮やかな花を毎年咲かせています。
幹は滑らかで光沢があり,雨の後には乾燥した樹皮がぽろぽろとはがれ落ちて,新しい白い幹が現れます。猿も滑るほど幹がつるつるとしているので「猿滑り(さるすべり)」と呼ばれています。また別名の「百日紅(ひゃくじっこう)」は中国での古い呼び名です。花が咲いている期間が長く,100日も赤い花が咲き続けることから名付けられました。
しわのある繊細な花は,8月上旬から咲きはじめ,例年ではお盆あたりが見ごろです。また,実がなるころには,その恵みにあずかろうと,ムクドリやメジロなどが訪れます。
所在地
阿賀中央1丁目
交通案内
広電バス 広仁方線「阿賀海岸通」バス停下車 徒歩約3分
公開情報
常時公開しています。
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