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岩屋古墳|呉市の文化財

岩屋古墳 
いわやこふん

岩屋古墳市史跡 平成元年3月20日

 遠見山から北に下る丘陵上から谷に面して西に開口する,6世紀前半(古墳時代後期)の円墳です。古墳時代後期には,小さな円墳が山間部にも築造されるようになりましたが,これはその典型例です。

 巨大な花崗岩を使用した横穴式石室は,玄室の全長4.15m,羨道の2.55mです。石室の石壁は,天井に向かって極めて狭くなる持ち送り積みをしています。

 広島県の瀬戸内島嶼部で横穴式石室が残っているのは,瀬戸田町(尾道市)とここ倉橋町の2ヵ所であり,島嶼部での歴史文化を知る上で貴重とされています。

所在地

倉橋町鹿老渡

交通案内

倉橋地区生活バス 鹿島線「鹿老渡」バス停下車 徒歩約25分

公開情報

常時公開していますが,干潮時のみ見学可能です