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二河峡|呉市の文化財

二河峡 
にこうきょう

二河峡


市名勝 昭和40年10月1日

 二河峡は,二河川の河口から上流へ約3.7kmのところにある二河滝(男滝・高さ約30m)と女滝(高さ約37m)を中心とする峡谷で,全体で2.5kmもあります。二河滝の幅は30~40mで水量が多く,浸食力が非常に強いので,川底の岩が削られ滝は上流へと後退し,現在のような峡谷が形成されました。女滝は二河滝のすぐ下にある垂直に近い滝で,本流に比べて水量が少ないので,岩が削られることはありません。

 この峡谷の珍しい点は,峡谷のできた時期が比較的新しいことと,街中に近いところに滝があることです。峡谷の両岸にみられる岸壁は高さ20~30mと深く,市民の木「かし」などの常緑広葉樹(じょうりょくこうようじゅ)を中心とした森林に囲まれた美しい峡谷です。

所在地

荘山田村(二河峡公園)

交通案内

広電バス 焼山熊野苗代線「上二河町」バス停下車 徒歩約20分

公開情報

常時公開しています

(※現在,呉平谷線の道路改良事業に伴う橋脚工事を行っており,公園内駐車場が利用できません。見学の際には周辺有料駐車場をご利用頂くか,公共交通機関でお越し下さい。路上駐車は周辺住民の方の迷惑となりますので,固くお断り致します)