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岩山|呉市の文化財

岩山 
いわやま

岩山

市名勝 昭和55年10月1日

 その名のとおり岩の多い山で,標高420m,山頂の大きな岩に,郷原町を考える会が書いた「火の用心」の文字でも有名で,その雄大な姿は郷原町のシンボル的存在です。

 時を遡ること戦国時代,東西条(現在の東広島市西条町周辺地域)を支配していた戦国大名・大内氏の南部防衛の拠点となる城がこの山にありました。当時,勢力を伸ばしてきた毛利元就が1554年,兵を送りましたが幾度攻めても落城しないため,さらに援軍を送り総勢2千人による猛攻撃を加えました。激戦の末,城主・岩見源之丞(いわみげんのじょう)は「しめの松」で,その弟も苗代で討たれ,ついに岩山城は落城しました。

 以前,本丸のあった山頂からは,黒くなった米や麦,ソバが出たといいます。第2次世界大戦の時,砲台を山頂に設置したため,今は石垣や井戸を残すのみとなっています。

所在地

郷原町

交通案内

広電バス 郷原黒瀬線「空条」バス停下車 徒歩約60分

公開情報

常時公開しています。