木造観音菩薩立像及び胎内納入品|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2021年7月30日更新
木造観音菩薩立像及び胎内納入品
もくぞうかんのんぼさつりゅうぞうおよびたいないのうにゅうひん
県重要文化財 昭和50年4月8日
観音像の衣文の表現の刀法は概して浅く,背部の衣文を彫線で表す手法が見られ,前部の衣文には徴かに翻波(ほんぱ)式の刀法が見えます。この像には背刳り(せぐり)があり,胎内には印仏した紙葉をこよりで束ねて3段に安置しています。
印仏紙は文書を利用したもので,正和4(1315)年や「延慶」,「元応」など鎌倉時代末期(14世紀前半)の年号が見え,観音立像も同時代の製作と考えられます。
所在地
安浦町内海北5丁目(西福寺)
交通案内
安浦地区生活バス「亀山神社前」バス停下車 徒歩約10分
公開情報
一般公開されていません。
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