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木造阿弥陀如来立像|呉市の文化財

木造阿弥陀如来立像 
もくぞうあみだにょらいりゅうぞう

木造阿弥陀如来立像


県重要文化財 昭和60年3月14日

 鎌倉時代末期から室町時代(14~16世紀)の作です。右手は胸に上げ,左手は垂れ,ともに弥陀の印を結んでいます。法衣は通肩(つうけん)にまとっています。像の腹部に見る法衣の翻波(ほんぱ)様の彫法,袂(たもと)のなびきの写実風は,室町時代中期(15世紀)頃を思わせます。

 この像については,特に光背(こうはい)に見るべきものがあります。頭光身光は木彫になり金箔を施しています。その外周は金銅板を宝相華(ほっそうげ)唐草文に透彫(すかしぼり)した舟形光背となし,室町時代の金工技法を推知する貴重な作品といえます。

所在地

川尻町久俊2丁目(真福寺)

交通案内

生活バス 広川尻線「清水町」,「川尻月の浦」バス停下車 徒歩約10分

公開情報

一般公開されていません。