南海トラフ地震は,駿河湾から日向灘にかけてのプレート境界を震源域として,概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。
南海トラフ地震が発生した場合,本市においても最大震度6弱の揺れと3.6mの津波により,建物の倒壊や流出,斜面崩壊,地盤の液状化等,大きな被害が予想されています。
令和6年8月8日には,日向灘沖で発生した地震に伴い,南海トラフ地震の発生の可能性が通常より高まったと判断されたため「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が初めて発表されたほか,令和7年1月13日にも,「南海トラフ地震臨時情報(調査中)」が発表されました。
南海トラフ地震は,今後30年間の発生確率が80%程度と言われており,近い将来に発生することが確実視されていますので,日頃から地震の発生に備えつつ,地震が発生したら速やかに避難する心構えを持ち,通常の生活を送っていただくようお願いいたします。
【日頃からの備え】
1 ハザードマップを用いて,避難場所,避難経路,周辺の危険箇所を把握
2 家族との連絡手段を確認,呉市防災情報メールの受信登録
3 家具の固定,ガラスの飛散防止,建物の耐震化
4 非常持出品,家庭備蓄(食料,水,携帯トイレを最低3日分)の準備
【南海トラフで過去に起きた大地震の震源域の時空間分布】出典:気象庁HP
○リンク
・南海トラフ地震臨時情報に関する内閣府の防災のリンク<外部リンク>