旧柴屋住宅は,大長村庄屋役及び御手洗町年寄役を代々勤めた高橋家(屋号柴屋)の別宅の一部です。
建築年次は,文化3年(1806年)に伊能忠敬が大崎島の測量をした時に宿舎にしたと伝わるのでそれ以前と見られますが,それ以前に大きく遡るものではありません。
別宅は,2つに別れていて,本住宅が向座敷となっており,常盤通りを挟んで向かいが母屋でした。
「伊能忠敬御手洗測量之図」の右側にこの向座敷が描かれており,土塀で囲まれた広々とした庭には,あずま屋や池が配され,豪著な造りとなっていました。
広島藩主が遊覧のため来島した際にここで休憩しており,本陣として利用されていました。
・さんようバス「とびしまライナー」(広島バスセンター~呉駅前(7番のりば)・広駅前~沖友天満宮)…現在運行休止中
・瀬戸内産交バス「沖友~労災病院線」(中国労災病院~広駅前~沖友天満宮)
広駅前バス停から「豊島・沖友天満宮行き」乗車→「御手洗港(みたらいこう)」バス停下車
※瀬戸内産交バス「沖友~労災病院線」の時刻表・運賃は、こちら(呉市HP)をご覧ください。