医師不足、看護師不足などによる救急医療体制の崩壊が全国的にも懸念されていますが、呉地域においても例外ではなく、現状の救急医療体制の維持が危ぶまれる状況にあります。
そもそも呉市は、旧海軍のまちということもあり、その遺産の恩恵を受け、周辺市町に比べるとまだ、医療を受ける環境には恵まれていると言えるかもしれません。しかしながら救急医療の現場からは、徐々に悲鳴が聞こえ始め、将来に渡って手放しで安泰という訳には行かなくなってきています。
呉市としても、医療機関をはじめ関係機関や医師などの関係者と連携を計りながら、救急医療の存続に取り組んでいます。
しかし、呉地域の医療を守っていくためには、市民の皆さんのご協力が不可欠です。皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いします。
症状や緊急度に応じて,次のような初期・2次・3次の救急医療体制を整備しています。
初 期 救 急 |
比較的症状の軽い人 | 夜間 | 休日・祝日の昼間 |
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呉市医師会夜間救急センター (0823)32-1299 呉市朝日町15-24 内科夜間救急センター (平日のみ)19時30分~23時 (受付は22時40分まで) 小児夜間救急センター (毎日)19時~23時 (受付は22時40分まで) |
呉市医師会休日急患センター |
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※外科的疾患や重症など、症状によっては当番の公的病院を紹介します。 |
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歯科 | / | 呉口腔保健センター (0823)25-4441 呉市和庄1-2-13 9時~15時 |
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2 次 救 急 |
入院や手術が必要な重症の人 | 中国労災病院 (0823)72-7171 呉市広多賀谷1-5-1 呉共済病院 (0823)22-2111 呉市西中央2-3-28 済生会呉病院 (0823)21-1601 呉市三条2-1-13 救急告示医療機関 (後藤病院・呉中通病院・公立下蒲刈病院・にいたにクリニック・前田病院・横山病院・島の病院おおたに) |
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3 次 救 急 |
生命にかかわる特に症状の重い人 | 国立病院機構呉医療センター (0823)23-1020 呉市青山町3-1 |
◯救急医療の電話相談窓口 「救急相談センター広島広域都市圏」
急な病気やけがをした際,救急車を呼ぶべきか,病院に行くべきか迷ったときのために電話相談窓口「救急相談センター広島広域都市圏」 を開設しています。看護師が病気やけがの症状を把握し,緊急性や応急手当の方法,適切な医療機関などについてアドバイス等を行います。
※緊急時は,ためらわず119番にかけてください。
▼受付時間
24時間365日
▼電話番号
#7119 (つながらない場合は,082-246-2000)
▼対象地域
広島県内市町(庄原市,大崎上島町を除く。),岩国市,和木町,笠岡市,井原市
▼相談料
無料 (ただし,通話料は相談した方の負担となります。)
▼救急相談として受けられない内容
健康相談,医薬品情報に関すること,セカンドオピニオンに関すること など
※小児科医の負担軽減のため,皆さんのご理解をよろしくお願いします。
初期救急 | 比較的症状の 軽い患者 |
夜 間 (毎 日) | 休日・祝日の昼間 | |
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呉市医師会小児夜間救急センター Tel(0823)32-1299 【受付時間】 19時~22時40分 |
呉市医師会休日急患センター Tel(0823)32-1299 【受付時間】9時~12時,13時~18時 (※午後の開始が遅れる場合があります) |
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22時40分~ 翌日 8時30分 |
※2病院による輪番制となります (救急時間帯の当番以外の病院には,原則小児科の受付はありません。) 中国労災病院 国立病院機構呉医療センター 曜日により担当病院が変わりますので,詳しくはこちらをご覧ください。 呉市内の夜間小児救急診療体制【公的病院小児科輪番表】 [PDFファイル/64KB] (呉市医師会ホームページへリンク)<外部リンク> |
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2次救急 | 入院・手術を 必要とする 重症の患者 |
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3次 救急 |
生命にかかわる 特に症状の重い患者 |
国立病院機構呉医療センター(救命救急センター) Tel(0823)23-1020 |
◯こどもの救急電話相談 電話番号 #8000
(平日19時~翌日8時/ 土・日・祝・年末年始(12/29~1/3)17時~翌日8時)
現在の呉地域の救急医療体制は、初期救急(軽症患者)としての呉市医師会(小児・内科)夜間救急センター・休日急患センター、在宅当番医制。二次救急(手術や入院が必要な患者)として中国労災病院、呉共済病院、済生会呉病院の3病院による病院群輪番制。そして三次救急(重篤患者)医療機関として国立病院機構呉医療センター(救命救急センター)が位置づけられ、それぞれ役割分担の中で維持されています。
しかしながら、小児科医師をはじめとする病院勤務医の減少などにより、二次救急医療機関の輪番が組めない状況になってきたり、また、二次救急医療機関で受け入れられない患者が三次救急医療機関に流れ、結果として重篤患者を市内の病院で受け入れられない時間が一時的に発生したりするなど、これまでの救急医療体制の維持、存続が困難な状況になってきています。
まずは呉市医師会の夜間救急センター、休日急患センターを利用しましょう。
専門の医師に十分な診察と検査を受けるために、通常の診療時間に受診しましょう。
かかりつけ医をもつことのメリット
かかりつけ医のいない方、かかりつけ医が休診の場合
いま診てもらえる医療機関を探すには・・・
『医療情報ネット』<外部リンク> や 『呉市医師会ホームページ』<外部リンク>で調べるか、呉市医師会(Tel 22-2326)に相談してください。
かかりつけ医を持つことや健康診断を受け、病気の早期発見に努めましょう。
全国的に看護師や助産師が不足していますが、呉地域の医療機関でも看護師・助産師が不足しています。 呉市では、出産や育児などにより職を離れている看護師や助産師の復職を支援するため、呉市医師会・広島県看護協会呉支部などの協力のもと、平成21年度より復職支援事業を実施しています。
平成21年度から開催している復職支援セミナーには、市内の多くの有資格者が参加し、その後市内の医療機関に看護師として復職されるなどの実績を上げています。
おおむね10名以上のグループを対象に市職員が出向いてお話しをする『出前トーク』に、【みんなで守ろう呉の救急医療】というテーマをご用意いたしました。
詳しくは呉市ホームページをご覧ください。
呉地域の医療について、皆さんのご意見をお待ちしています。 『呉地域の医療について』の件名で、メール(hukuho@city.kure.lg.jp)またはファクス〔(0823)24-4863〕でお寄せください。 お寄せいただいた意見をこれからの呉市の医療政策の推進に役立て、呉市を誰もが安心して暮らせるまちにしていきます。
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