平成28年4月14日に発生した熊本地震により,多くの建築物が倒壊し,多くの死傷者が出ることとなりました。中でも,昭和56年5月31日以前に建築された建築物(旧耐震基準による建築物)の倒壊による被害が著しく,建築物の耐震化の重要性を再認識させられることとなりました。
呉市では,平成14年から,地震に対する安全性に関する意識の啓発及び耐震診断の普及の促進を図り,地震に強い安全な街づくりを推進するため,木造住宅(長屋・アパートを含む。)の耐震診断を行っています。
日本では,今後も大きな地震の発生が予測されているため,今から,できる限り備えをしておく必要があります。中でも,建築物の耐震化は,有効な手段の一つですので,是非,呉市木造住宅耐震診断事業を有効に活用してください。
次の要件のすべてに当てはまれば,耐震診断を受けることができます。
木造の戸建て・長屋・アパートで,併用住宅(住宅部分が過半のもの)及び賃貸住宅を含む。
昭和56年5月31日以前に建築されたもの
在来工法で建築されたもの
2階建て以下のもの
本年度は 15棟 です。 ※申込者数が予定棟数を上回った場合は,抽選とさせていただきます。
令和6年度の申込者の負担金は,10,000円です。
令和6年6月28日 金曜日 まで
呉市都市部建築指導課(本庁舎5階) Tel:0823-25-3513
日 時:日程調整の上,訪問いたします。
診断員: 呉市に登録した耐震診断士が調査します
調査時間:1.5時間(図面がある場合)~2時間(図面がない場合)程度
調査部位:外観・基礎・天井裏・床下等(※建築図面・工事中の写真等がありましたらご用意ください。)
耐震診断を受けたいけれど,実際にどういう調査をするの?と不安な方のために,実際の耐震診断の様子を一部ご紹介いたします。
聞き取り調査 柱の傾斜の調査
基礎鉄筋の調査 天井裏の調査(筋かいの有無の調査)
申込用紙に必要事項を記入の上,建築指導課へ提出してください。
呉市木造住宅耐震診断を受けた住宅,その他市長の認める者により耐震診断された住宅(自己が所有し現に居住しているもので長屋・アパートを除く。)で,診断結果の総合評点が0.7未満(倒壊または大破壊の危険性あり)のものを対象に,耐震改修工事費の一部を補う補助制度を整備しました。リフォームと併せて是非ご利用ください。
耐震改修工事をお考えの方は,こちらをご覧ください。
・ 耐震化総合窓口:広島県<外部リンク>
・ 耐震支援ポータル:日本建築防災協会<外部リンク>
・ 木造住宅の耐震診断・耐震改修のご相談:一般社団法人広島県建築士事務所協会<外部リンク>
・ 誰でもできるわが家の耐震診断<外部リンク>