近代日本洋画史に不滅の足跡を残した南薫造(みなみ・くんぞう)画伯の生家とアトリエを改修し,特別展示室を設置して,1985(昭和60)年4月,安浦歴史民俗資料館(南薫造記念館)として開館しました。南薫造の作品だけでなく,使用した画材や愛用の品々なども展示され,南薫造の人柄に,より深く触れることができます。また,母屋は江戸時代後期の建築と推定されており,当時の建築様式を知る非常に貴重な建物でもあります。昔の農具や民具も展示されており,当時の暮らしぶりをうかがい知ることができます。
[画像]左から 《南薫造記念館 外観》 《特別展示室》 《南薫造 アトリエ》
[画像]左から 《母屋 座敷》 《母屋 土間》 《庭園》
南薫造(1883-1950)は,広島県賀茂郡内海町(現・呉市安浦町)に医者の長男として生まれ,明治・大正・昭和を通じて制作活動を続け,多くの優れた作品を残した洋画家です。東京美術学校(現・東京藝術大学)で学び,卒業後は水彩画の本場,イギリスに留学しました。帰国後文展で5回入賞し,中央画壇へのデビューを果たします。その後も精力的に活動を続け,母校である東京美術学校の教授となり,後進の指導にあたりました。晩年は郷里・安浦に疎開し,瀬戸内海を中心に描き続けました。
優雅であたたかく,新鮮な南芸術は,文展・帝展・日展などで高く評価され,1944(昭和19)年には帝室技芸員に任命されました。また,多くの芸術家との交流を通じて,日本の近代洋画の発展に大きく貢献しました。
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9時~16時30分
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住所 | 〒737-2519 呉市安浦町内海南2丁目13番10号 |
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電話番号 | 0823-84-6421 |
Fax番号 | - |
駐車場 | 10台 |
交通案内 | JR呉線安浦駅下車 徒歩20分 |
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