まん延防止等重点措置解除にあたり（市長メッセージ）

　現在，呉市を含む広島県に適用されております，まん延防止等重点措置が3月6日までで解除されます。期間中における市民の皆様，事業者の皆様のご協力，そして医療関係者を始めとするエッセンシャルワーカーの皆様のご尽力に心から感謝申し上げます。

　一方で，呉市における新型コロナウイルス感染症の新規患者数は高止まりの状態が続いています。今年1月以降，3月2日までの間に，28人の方がお亡くなりになりました。

　また，高齢者施設や医療機関等においては，45件のクラスターが確認されています。

　感染拡大や重症化を防ぐためには，ワクチン3回目接種を希望される方の早期接種が何より大事です。市内の146の医療機関で接種できるほか，市が設置する集団接種会場には，かなりの空きがあります。接種可能な医療機関の一覧や集団接種会場・接種者数・予約なしでの接種が可能かどうかなど，市のホームページで，いつでも最新の状況を確認することができます。スマホ等を使っておられない方が身のまわりにおられる場合には，スマホ等を利用されている方から，こうした方々に情報を提供していただけると，大変ありがたく存じます。

　3月14日からは，5歳から11歳で希望される方々の医療機関での接種も始まります。

　また，最近のオミクロン株では，お子さんを含めた家庭内感染が増えています。家の中でも，発熱などの症状が出た場合は，全員でマスクを着用していただきたいと存じます。出勤・登校・外出等は避けていただき，迷わず，かかりつけの医療機関またはコロナ相談ダイヤル（0823-22-5858）​に電話をして，受診していただくようお願いします。

　また，無症状で不安を感じられている方は，呉市役所臨時駐車場内のPCRセンター（050-1741-6373）​に電話して，すぐに検査を受けてください。現在は，当日または翌日には検査を受けることができます。

　ところで，感染が判明し，ご自宅で療養中の方や濃厚接触者となられた方に対応していただける医療機関が，市内に100以上あります。そのうち36の医療機関は県のホームページで公開されています。広島県や医療関係者のご尽力で，健康観察や投薬，体調悪化の際の連絡などについて，確実に行える体制を整えています。

　最後になりますが，卒業式・入学式・人事異動など，人の出入りの多い季節です。まん延防止等重点措置の解除に安心せず，むしろ気を引き締めて，基本的な感染防止対策に取り組んでいただきますようお願いします。

　具体的には，3密の徹底的な回避，マスク着用などの基本的な感染防止の徹底，そして，3月13日までは，同一グループの同一テーブルでの会食は4人以内でお願いします。同居家族以外との会食は控えてください。ただし，「広島積極ガード店ゴールド」を利用する場合など，一定の場合はこの限りではありません。

　以上です。

令和4年3月4日
呉市長　新原　芳明​