水の循環と上下水道事業
印刷用ページを表示する掲載日:2015年11月1日更新
海や川の水は蒸発して雲となり,雨となって地上に降り注ぎ,地表や地下に蓄えられます。それは,やがて,高低の差に従って川や地下を通って海へ流れ出て,再び蒸発して雲になります。このように,水は自然の中で循環しています。
上下水道局は,この自然の中で発生した水の一部を使って,安全で安心して飲める水道水としてお客様に提供し,使用後の汚れた水をきれいに処理して再び川や海に戻すという循環型の事業を行っています。
呉市の水道事業
水道事業の歴史は古く,明治23年(1890)に「呉鎮守府水道」として全国で3番目に給水を開始した旧海軍水道から分けてもらった余り水を水源として,大正7年(1918)に平原浄水場から市民給水を開始しました。その後,行政区域の拡大や人口急増による水道施設拡張の必要性の高まりに対応し,今日では,宮原浄水場を基幹浄水場とし,普及率が99.2%で,約23万人の市民に安全でおいしい水道水を提供しています。
呉市の下水道事業
下水道事業は,高度経済成長期の市勢の伸展に伴い,昭和33年(1958)に事業認可を受けて整備事業に着手し,昭和44年(1969)に最初の下水処理場として「新宮浄化センター」を供用開始しました。その後,公共下水道の普及に重点を置いて順次事業を拡大し,今日では,人口普及率86.3%となっています。
また,雨水貯留施設や雨水ポンプ場を整備し,街を大雨から守る浸水対策も行っています。
※数値は,平成27年3月31日現在