平成17年7月から11回シリーズで放映されたドラマ版「海猿」。映画で潜水士としての訓練を終えた仙崎大輔(伊藤英明)が、巡視船「ながれ」に配属され、多くの人と出会い、海難事故、密航船や海賊船との対決など、様々な経験を通して成長していく姿を描いていきました。
呉が登場したのは第9話です(第8話にもちょっとだけ登場しますが…)。
懐かしい海上保安大学校を中心に、両城の200階段、呉中央桟橋ターミナル、県民の浜などでロケが行われました 。
言わずと知れた「海猿」の故郷。7月16日、呉ロケがプールからスタート。心配していた梅雨も明け、真っ青な空が広がって絶好のロケ日和になりました。気温がぐんぐん上昇する中、プールの中はとても気持ちよさそうでした。
海保大の真ん中を走る通称「青春ストリート」では、映画の時と同様に合格した海猿達が喜びを爆発させました。
すっかり有名になった両城の200階段が、ドラマでも登場。真夏の暑さにキャスト、スタッフともに水分補給に気を付けながら撮影を続けました。
この日は、報道陣の取材もあり、200階段は大混雑。
周辺住民の皆さんのご理解、ご協力に感謝します。
今回も映画と同じく、薄暮狙いの複数カメラ同時撮影を決行。
短時間で撮影するため、スタッフ全員で役割分担を決めて、ミスが許されない状況の中、緊張感たっぷりの撮影が行われました。
映画で環菜(加藤あい)が降り立った駅に、ドラマでは大輔が降り立ちます。映画と全く同じ場所にカメラを置いて、同じアングルで撮影をしました。
ドラマの第9話のエンディングが撮影された県民の浜の海岸は、映画で大輔と環菜が初めて逢ったトロピカルバーのセットを組んだ場所です。
テレビで放映された薄い赤に染まった空は、フィルターを掛けたり、コンピューターで色を付けたわけではなく、ありのままの空の色です。
モニターで確認した加藤あいさんや伊藤英明さんも本当にきれいだと喜んでいました。