平成30年7月豪雨災害を教訓として,命の尊さを学び,自然災害から自分の命は自分で守る意識をより一層高めるとともに,災害の記録を風化させることなく次代へ継承していくことを目的に,令和2年度から7月6日を含む1週間を「呉市学校防災週間」と設定しています。
令和5年度「呉市学校防災週間」においても,各学校で防災の取組を行いました。
小・中合同で祈念碑に防災の決意を書いた折り鶴を捧げ,誓いの言葉を述べて防災意識を高めました。
また,地域の方を招いて,広南地区の災害の歴史や現在の取組について教えていただきました。
低・中・高学年に分かれ,防災出前講座を受講しました。非常持ち出し袋や,避難所の運営等について,ゲーム感覚で学ぶことができました。
全学級で防災の視点を入れた授業を行いました。
7月5日(水),4年生では,総合的な学習の時間「もっとかがやけ地域の安全プロジェクト」で,栄養教諭とともに「防災×食育」の授業を行い,災害が起きたときのためにどのような備えが必要なのかについて学びました。
7月6日(木),5年生では,学級活動の時間に「防災クロスロードゲーム」を行い,ある災害時の状況設定の中で自らがとるべき行動を選択し,その理由について話し合いました。
呉高専の河村教授によるハザードマップを用いた演習や土砂災害警戒区域の現地調査を行いました。また,自衛隊員を招き,避難所生活を模擬体験しました。
保護者であり,地域の災害ボランティアとして活躍されていた井上さんより,災害ボランティアとしての思いや体験談を聞きました。
また,平成30年豪雨災害の記録を伝えようと,6年生の児童が中心となり防災資料室をつくり,地域の方や下学年に当時の様子について説明しました。
防災朝会では,校内放送で校長先生から平成30年7月豪雨災害について話し,全校児童で黙祷を捧げました。その後,5年生が総合的な学習の時間で学んだ防災について,下級生及び地域の方に説明をしました。
広島県土木建築局砂防課の方とZoomを使い,土砂災害から身を守るためには,どのようなことに気を付けるべきか考える学習を行いました。
7月13日(火)に1年生の総合的な学習の時間で,豪雨災害を想定して校区を歩き,水路等の危険箇所を確認し合いました。
7月14日(水)には,2年生の生徒が避難訓練を企画し,1年生とともに実施しました。また,非常袋に何を入れるか考えたり防災クイズを行ったりするなど,防災に関わる学習を行いました。
広島県自主防災アドバイザーの井上さんをお招きし,避難のタイミングや災害に対する備えについて学習しました。
防災朝会では,校長先生から平成30年7月豪雨災害についてのお話の後,全校児童で黙祷を捧げました。避難所で体と心をリラックスできる天小体そうを5年生が中心となり,披露しました。また,天応小学校の卒業生である田岡さんから災害ボランティアの体験談を聞きました。
防災朝会で,平成30年7月豪雨災害で被災した教職員から災害当時の写真を交えながら,平成30年7月豪雨災害の話を聞きました。
「呉市防災教育のための手引き」を活用し,5年生は理科の時間に「台風と気象情報」について,6年生は道徳で「ボランティア」についての授業を実施しました。
給食時間に「救給カレー」を食べました。救給カレーとは,学校給食用非常食で全国の栄養教諭・学校栄養職員の手により開発されたカレーです。