フグは猛毒を持っており,有毒部位を食べると食中毒を起こして最悪の場合死に至ることもあります。
近年,釣り人などの素人によるフグの処理,調理による食中毒が発生しています。
フグの種類を見分けたり,有毒部位を除いたりするには専門的な知識が必要です。素人の調理は大変危険ですので絶対にやめましょう。
フグ毒の特徴は?
- フグの毒は,テトロドキシンと呼ばれ,その強さ は青酸カリの 1000 倍以上ともいわれる猛毒です。
テトロドトキシンは,加熱や冷凍・水さらし等通常の調理では無くなりません。
- フグの種類によって毒のある部位が異なり,肝臓や卵巣の他,種類によっては身や皮,ひれなどに毒がある場合もあります。
種類を見分けることは大変難しく,また,同じ種類のフグでも個体・季節・地域によって毒力が異なります。
以前食べて大丈夫だったから,少しだけだからという考えは大変危険です。
フグ食中毒の主な症状は?
- 食べてから数十分~数時間以内に口唇・舌・手足のしびれ,めまい,脱力感,頭痛,腹痛,下痢,嘔吐などの症状が現れます。
- 重症化すると,しびれが全身に広がり,意識障害,運動麻痺,呼吸困難となり,最悪の場合死に至ることもあります。
フグによる食中毒を防ぐためには?
- 素人調理は絶対にやめましょう。
- 未処理のフグを買ったりもらったりしないようにしましょう。
- 自分で釣ったフグを他人にあげないようにしましょう。
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