わが国は,国民皆保険のもと,誰もが安心して医療を受けることができる医療制度を実現し,世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきました。
しかしながら,急速な少子高齢化,経済の低成長への移行,国民生活や意識の変化など,大きな環境変化に直面しており,国民皆保険を堅持し,医療制度を将来にわたり持続可能なものとしていくためには,その構造改革が急務となっています。
また,平成17年12月1日の『医療制度改革大綱』においても,「超高齢社会を展望した新たな医療保険制度体系の実現」が謳われ,老人医療費を中心に国民医療費が増大する中,現行の制度では,現役世代と高齢者世代の負担の不公平が指摘されています。
こうしたことから,高齢者世代と現役世代の負担を明確化し,公平で分かりやすい制度とするため,『新たな高齢者医療制度』が創設されることになりました。
広島県内のすべての市町が加入する「広島県後期高齢者医療広域連合」が運営主体となり,保険料の決定や医療費の給付などを行います。呉市では,保険料の徴収や各種届出の窓口事務などを行います。
広島県後期高齢者医療広域連合が行うこと | 呉市が行うこと |
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