先月GI登録された「豊島タチウオ」。
比婆牛と並び広島県内初,水産物では希少で,全国でまだ8品目しか登録されていません。
GI登録(地理的表示保護制度)とは,高い品質などが生産地と結びついた農水産物の名称を保護する国の制度で,夕張メロンや神戸ビーフなども登録されています。
令和元年10月15日,呉豊島漁協の北田組合長と戸谷青年部副部長がGI登録証を持参し,市長を表敬訪問してくださいました。
銀白色に輝く「瀬戸の名刀」と呼ばれる豊島タチウオは,呉市豊浜町豊島の漁師が高い技術とプライドを持って受け継いできた釣り漁法により,鮮度はもちろん,とても美しい外観をしています。
全国的に認知されるにふさわしいこの「豊島タチウオ」。呉市を代表する貴重な財産です。
近年の瀬戸内海の魚の減少や,担い手不足にも負けず,呉豊島漁協では積極的に新規漁業就業者を受入れ後継者育成にも努力されています。
北田組合長はこれを絶やさぬようにしたいと話され,地域の水産業への熱い思いが伝わってきました。