先端技術の活用により地域課題を解決する「スマートチャレンジくれ」の取組の一つとして,「健診・レセプトデータの活用による健康づくり施策」について検討を進めています。
この取組の一環として,呉市社会福祉協議会の協力のもと,次のとおりコミュニケーションロボット(※)を使った高齢者の見守り等に関する実証実験を実施しましたので,お知らせいたします。
コミュニケーションロボットが,スマートフォン等の操作に不慣れな高齢者等の日常生活の見守りや,生活習慣の改善支援につながるかどうかの有効性を検証しました。
リマインド機能の活用 |
薬の飲み忘れの確認やごみ出し日や地域イベントのプッシュ通知等による生活支援 |
各センサ機能の活用 |
ロボットと連動したセンサによる室内環境(温度,湿度,照度,人感等)の確認機能を使った見守り支援 |
メッセージ機能の活用 |
遠方に住むご家族との双方向の連絡 |
令和4年11月上旬 |
呉市社会福祉協議会による協力モニターの選定 |
令和4年12月頃 |
呉市社会福祉協議会と支援内容の協議 |
令和5年2月1日から |
ロボットの各機能設定及び協力モニターへの操作説明 |
令和5年8月上旬 |
呉市社会福祉協議会による地域住民及び介護事業者へのコミュニケーションロボットを使った高齢者の見守り等に関する実証実験の説明会 |
令和5年9月頃 |
呉市社会福祉協議会と支援内容の協議 |
令和5年10月1日から |
準備が整った協力モニターから順次実証実験開始 |
これまでの実証実験を行った結果,日常生活の見守りや生活習慣の改善支援に一定の効果があることが分かりました。
令和6年度以降は,実証実験にて得られた知見を基に,呉市社会福祉協議会が主体となり,コミュニケーションロボットを活用した見守りサービスを実施する予定です。
呉市においては,「スマートチャレンジくれ」の実証実験にて培ったノウハウを,呉市社会福祉協議会に共有するといった技術的補助を通じ,本取組を引き続き支援してまいります。
このたびの実証実験では,コミュニケーションロボット「BOCCO emo(ぼっこ えも)<外部リンク>」を使用して見守り支援を行いました。