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呉市における生成AIの庁内利用について


 本市では,生成AIを庁内業務において積極的に活用していくため,このたび,生成AIの安全な利用環境を整備し,適切に利用するためのガイドライン等を作成しました。今後,利用を通じて業務の改善につながる有効事例の共有を図っていきます。
 昨今のChatGPTをはじめとした生成AIを巡る技術革新は,様々な利点をもたらす一方,一定のリスクを包含していると言われていますが,本年5月に,職員に対し注意事項を示した上で適切な利用について働きかけるとともに,これまで試行を繰り返しながら,どのような業務で生成AIの活用が可能か,調査・検討を行ってきました。
 次に掲げる利用用途において,生成AIを利用することにより,更なる市民サービスの向上や業務の効率化に大きく役立つと考えられます。
 市内の中小企業をはじめとした事業者においても,本市の取組を参考にして,リスクに配慮しつつ,業務の質の向上のため,ご活用いただければ幸いです。

本市が利用する生成AI

(1) 機能・特徴 

  • PDF,Word等の文書データを登録することが可能であり,登録した文書から情報を検索,抽出して文章を生成できる
  • プロンプト(※)のテンプレート(ひな型)が標準で備わっており,またプロンプトのテンプレートを自由に作成・公開できるため,生成AIを初めて利用するユーザーにも使いやすい。
  • ユーザーが入力した情報は,生成AIの学習に利用されない。

 ​※プロンプト・・・生成AIに質問・指示情報を入力する際の事例,テクニック等をまとめたもの

 (2) 利用用途

  • 文章の要約、翻訳、平易に書き改めること
  • 挨拶や案内文などの文章等の素案を作成すること
  • 文章の校正または改善すること
  • 着想を得たり、アイデアを発展させること
  • エクセルのマクロ作成などのプログラムを作成・修正すること    など

利用環境・条件等

 インターネットを介した生成AIサービスのため,庁内LANに接続できるインターネット系パソコン又はテレワーク専用パソコンで利用します。

利用に当たってのガイドライン

 生成AIは,地方自治体においても業務の効率化などに役立つ反面,入力するデータの内容や生成物の利用方法によっては法令に違反したり,他社の権利を侵害したりする可能性があります。

 そのため,庁内業務で適切に活用するための,大綱的なルールを定めたガイドライン及び利用に当たっての参考資料となる,呉市生成AI活用の手引を作成しました。

 呉市生成AI利用ガイドライン [PDFファイル/143KB]

 呉市生成AI活用の手引 [PDFファイル/2.35MB]
 (大分市生成AI活用の手引きを参考に作成しております。)

庁内研修について

 生成AIの効果的な使い方や今後の利用を加速させていくため,令和6年1月29日(月)に,現在本市で利用している生成AIサービスの操作研修を実施しました。

 操作研修では既に生成AIを利用している職員や今後利用を考えている職員の希望者を募り,現地参加,オンライン参加を含め約150名が参加しました。

 研修内容については次のとおりです。

  • ChatGPT等生成AIでできること
  • 生成AIサービスの操作方法の確認
  • プロンプトスキルの習得
  • 現場で使える事例を用いた演習

生成AI操作研修

今後について

 利用した職員にアンケートを行い,収集した情報から庁内業務の効率化に繋がる活用事例の共有を図っていきます。

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