第26回美しい街づくり賞が決まりました。 今回は28件の応募があり,美しい街づくり賞選考委員会にて次のとおり決定しました。
選考理由
幹線道路に面した限られた敷地で,垣・柵を設けず草屋根や道路沿いの植栽など豊かで開かれた緑化空間が形成されている点が評価された。
また,自らを誇張せず本庄水源池から山並みまでの連続性を感じさせることで周囲の自然豊かな景観に溶け込むようデザインされており,
今後の押込の街並み形成のモデルとなる建物である。
選考理由
海へのロケーションを考慮したデザインと子供たちに配慮した設計は,学校というイメージを一新する開放的な空間を作り出している。
避難所の機能を併せ持つ施設として,夜景の佇まいが「いざというとき,ここに行けば良い」という安心感を地域住民に与えている点においても高く評価された。
今後の天応地区の復興のシンボルとして大きな役割を果たしていく建物である。
選考理由
公益施設が集合する中心市街地の街並みにおいて,建物の後退により配置された前庭空間が,建物と街を繋ぐ上で効果的な役割を果たしている。
建物前面の空地により敷地内部まで通りを引き込む配置や内部からのまちの景色の見え方に工夫していることなど,
内外のつながりを積極的に取り入れたデザインが高く評価された。
該当なし
該当なし
選考理由
再開発がはじまる呉駅前を中心とした市街地において,解体される建物や商店街の建物の外壁にアートを描くことでまちの賑わいを創出することに貢献している。
呉市の島しょ部での活動も予定しており,今後発展していくエネルギー,可能性を感じさせる活動が高く評価された。
選考理由
東西2つの道路に接する敷地において,とおり庭により建物と周辺空間がうまく調和するよう務めている点が評価された。
東側と西側で違う表情を見せている街並みに対し,今後の暮らしを通して東側の街の歴史を感じさせる表情にも馴染んでいくことを期待する。
選考理由
住宅地に調和するスケール感とデザイン性に好感が持て,保育園として子供たちがのびのびと過ごせるよう,子供の視点で作られていると感じられる点が評価された。
敷地内のオープンスペースが、今後近隣の公共的・半公共的スペースとして活用され、この保育園が地域により溶け込んでいくことを期待する。
選考理由
呉線高架周辺の古い建物が残る当エリアにおいて,入船山記念館等の周辺の観光施設とともに地域の賑わいを創出していく可能性を持ったリノベーションという点が評価された。
当建物が起爆剤となり,周辺一帯が魅力的な場所となることを期待する。
選考理由
倉庫をリノベーションした事務所の一部をオープンスペースとし,まちづくり活動を行っている。様々なワークショップを行うことで地域内外の人を呼び込み,
街の賑わいを創出している点が評価された。活動を始めてからまだ半年ほどということで,今後の末永い活動を期待する。
選考理由
人口減少・高齢化が進む地域において地域支援活動を続けている団体が,戦後に当地域で実際にあった日本人女性とオーストラリア青年の恋物語を基に,
ベンチを設置するというひとつの行為から新たな地域おこしに繋げていくという点が評価された。
今後は地域外の人や公共を巻き込み,さらに活動を発展させていくことを期待する。