収集された燃えないごみや粗大ごみは,クリーンセンターくれに運ばれた後,不適物を取り除いてから破砕機で小さく砕く処理を行っています。
これらのごみに,電池やライター,カセットコンロ,可燃性ガスを使用したスプレー缶等の危険物(危険ごみ)が混入していると,破砕処理の途中で発火することがあります。
最近では,特にリチウムイオン電池などの小型充電式電池による発火の事例が,全国的に問題となっています。充電式の家電製品に使用されているバッテリーなどが,そのまま燃えないごみ等として出されると,ごみ収集車や処理施設の中で発火するなど,非常に危険です。
実際にクリーンセンターくれでは,令和5年1月の1か月間に22件,2月の1か月間に23件と,令和4年度には毎月20件以上の発火が確認されています。これらの多くは速やかに消火できていますが,中には,令和5年3月に可燃ごみピットで発生した火災のように,鎮火に時間を要する場合もあります。
発火すると,そのたびに処理が止まり,円滑なごみ処理に支障を来すだけでなく,最悪の場合には,令和元年10月に発生した大規模な施設火災のように,重大な事故につながりかねません。
電池類(主にリチウムイオン電池)
充電式電池 | 家電に使用されている充電式電池 | 電動工具に使用されている充電式電池 |
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ライター・スプレー缶
ライター | ライター | スプレー缶 |
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電池やライター,カセットコンロ,可燃性ガスを使用したスプレー缶等は,他のごみと混ぜずに,有害・危険ごみの日(月1回・無料)に赤いコンテナへ入れて出してください。
コードレス家電のように,充電式電池が内蔵されている電気製品については,充電式電池が外せるものは外して,外した充電式電池は有害・危険ごみの日に出してください。外せないものは,小型家電回収ボックスに出してください。
イラスト出典「日本容器包装リサイクル協会<外部リンク>」