消防団員は,常勤の消防職員が勤務する消防署とは異なり,火災や大規模災害発生時に自宅や職場から現場へ駆け付け,その地域での経験を活かした消火活動・救助活動を行う非常勤特別職の地方公務員です。消防団員は,各分団長の推薦に基づき,呉市長の承認を得て,消防団長が任命します。
呉市消防団は,昭和22年4月の消防団令公布と同時に団員定数1,413名で発足。昭和23年3月7日には改めて自治体消防の機関となりました。その後, 幾多の組織改革を行い,昭和31年10月には天応町・昭和村・郷原村と合併,平成15年4月1日に下蒲刈町と,平成16年4月1日に川尻町と,平成17年3月 20日には音戸町・倉橋町・蒲刈町・安浦町・豊浜町・豊町と合併,平成21年4月1日に分団再編が完了し,1本部,5方面隊,37分団となりました。平成31年4月1日に川尻西・東分団が統合,令和5年4月1日に蒲刈向・中央・大浦分団が統合して現在の1本部,5方面隊,34分団となりました。各分団の管轄区域については,呉市消防団の組織及び階級に関する規則で確認してください。
災害(火災,地震,風水害等)発生時には消防団活動に従事し,災害時以外は,訓練,火災予防広報などを行っております。消防団の主な行事として出初式,資材点検,ポンプ操法大会,年末特別警戒を実施するなど幅広く活動しています。呉市消防団では,主に広報活動を実施する女性消防隊と,はしご隊があり,地域の行事等で消防団募集の広報活動をしています。