拝殿の絵馬。勝海舟の書などは正月と秋祭りに見ることが出来る。
今もなお昔の面影を残す社叢
JR安芸阿賀駅から徒歩8分
江戸時代から伝わる「みこし行列」を平成9年の秋祭りで約40年ぶりに復活させた神田神社。 その拝殿に飾ってある絵馬は60点以上にものぼり、中には、頼春風が描いたと言われるものや、 勝海舟がしたためた書など、県内でも珍しい絵馬や、 江戸時代に神社で行われた歌舞伎の様子を表わしたものなどが奉納されています。 絵馬は、願をかけるときは祈願成就のお礼に、生きた馬の代わりに奉納されたもの。 これら、神社に飾られた多くの絵馬からは、いかにさまざまな願がかけられ、願いがかなえられたかが、うかがえます。
社叢(神社の森)は、市街地にあるものにしては木の種類が多く、 中でもヤマビワやカンザブロウノキは大変珍しいもので、県内でも数カ所でしか見ることができません。 その昔、遠洋へ漁に出た人が持ち帰った種や苗を神社の周りに植え、 その人や家族が大切に育てたからだろうと言われています。 そしてこの森は、地域の人々に愛され、みんなの暮らしを見守り続けています。
文化スポーツ部 文化振興課 文化グループ
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