相撲大会 みんなと仲良しのクスノキ
広電バス天応川尻線「仁方桟橋」行きに乗り、「西神町」で下車、徒歩10分
仁方西神町の八岩華神社には、幹の太さは約7メートル、 樹高約27メートルの樹勢盛んで見事なクスノキが、文化財として指定されています。
八岩華神社は、明治41年に「岩倉神社」「八幡神社」「下華田神社」の3社が合祀(合併)され、 各神社の名前を合わせてつけられました。 クスノキがいつの時代に植えられたものなのか定かではありませんが、 地元では、永禄5年(1562)に岩倉神社が現在地に移ってきたときには、 すでにこの樹があったと伝えられています。また、この兄弟樹が宮島・厳島神社の大鳥居に献木されたとも伝えられており、 その切り株はみこし台として使用されています。
このクスノキが見下ろす境内では、昔からさまざまな行事が行われています。 10月10日に行われる秋祭りは、仁方町民こぞってのイベントの一つです。 また、11月2日と3日に披露される子どもすもう大会は、岩倉神社当時から行われていた祭りです。 かつては、青年の相撲大会で、町内はもとより、竹原市や四国からも参加する大きな大会でしたが、 昭和48年から、現在の子ども中心のすもう大会になりました。
クスノキは、こうした地域の人々と行事を、今も見守り続けています。
文化スポーツ部 文化振興課 文化グループ
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