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向日原神社(押込)|文化財訪ね歩き


「平成の大修復」市内最古の向日原(むかいばら)神社 -押込-

向日原神社
拝殿
見事な装飾と豊かな空間が特徴。

向日原(むかいばら)神社地図
呉駅から系統8番の「熊野団地」行き広電バスに乗り「押込」バス停下車。
徒歩3分。

 呉市の水がめである本庄水源地の北西に、昔ながらの鎮守の森があります。 森の中心に鎮座する向日原神社は、呉市内で、もっとも古い木造建築物の一つです。 永正11年(1514)、毛利元就と同時代を生きた野間刑部輔興勝が建立しました。 資料によると、寛文11年(1671)に故宮から現在地に移築されました。 川辺にあったと伝えられている故宮の場所は、現在でも特定できていませんが、 何度も水害にあっていたことから、洪水で流されてこの地に来たという言い伝えが残っています。

 本殿は一間社流造、正面柱の間が8.5尺で、一間社としては規模が大きな社殿です。 拝殿は、中央部の見事な装飾と豊かな空間が特徴的です。 幣殿、拝殿は本殿よりも新しく、安永2年(1772)の再建と伝えられています。

 平成7年秋から平成9年春にかけて行なわれた修復工事は、200年に一度という大修理であったため、平成の大修復といわれています。 この工事は、鎮守の森周辺の人々の、長年にわたり守り続けた文化財を、 後世の人々に伝えていかなければならないという思いが結集したものです。

 平成9年5月10・11日には、修復工事の完成を祝って、神楽や170人の稚児行列などが行われました。

問い合わせ先

文化スポーツ部 文化振興課 文化グループ

電話 0823-25-3462