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二級峡|文化財訪ね歩き


自然が生んだ造形美 二級峡(にきゅうきょう)

「おう穴橋」
「おう穴橋」橋の上から下をのぞくと少し恐い。

「おう穴」
「おう穴」
直径10センチのものから、大きいものは10メートルにも及ぶ。
自然が造りだした不思議な穴だ。

二級峡(にきゅうきょう)
呉駅から系統番号7番の広電に乗り「広二級峡」バス停下車。
徒歩約7分。    

 

 県の名勝「二級峡」は、広町と郷原町の境にあり、 黒瀬川が浸食によってつくりだした美しい峡谷です。

 『芸藩通史巻三』という歴史書に、「安芸国第一の滝なり」と書かれた二級滝を始め、何段にも及ぶ大小の滝と、 S字形に曲がって流れる曲流とが約100メートルの落差を生みだし、その複雑な天然の造形美に思わず息を飲みます。

 そして、もう一つの見どころはおう穴。 これは、川底の花こう岩の小さなくぼみに入った砂や小石が、 流水の勢いを借りてくぼみの中で回転し、長い年月をかけて岩を削ったためにできた穴です。 「おう穴橋」の上流などに約80のおう穴があり、その出来方や成長過程が観察できる場所として、 学術的価値も高いといわれています。

 また、二級滝は別名「大滝」とも呼ばれ、支流の「小滝」こと白糸の滝とともに、 地元の人たちに昔から愛されています。

問い合わせ先

文化スポーツ部 文化振興課 文化グループ

電話 0823-25-3462