旧司令長官官舎(重要文化財)
休憩所
東郷平八郎ゆかりの建物。
「登録文化財」として登録される。
呉駅から「日本の道100選」に選ばれた美術館どおりを通って徒歩13分。
入船山はその昔、八幡宮(現在の亀山神社)のあった緩やかな丘陵地です。 ここは市街地にありながら、昔ながらの自然林が残されています。 明治19年、旧海軍呉鎮守府の開設に伴い、神社は清水1丁目の現在の場所へ移転し、 そのあとに司令長官官舎(建築当初は軍政会議所として3年間使用されました。)が建てられました。
現在、入船山記念館には、明治38年当時の姿に復元された旧司令長官官舎 (平成10年12月25日に国の重要文化財に指定されました。)をはじめ、 歴史民俗資料館・1号館(旧火薬庫)・旧海軍工廠塔時計・休憩所などがあり、 これらの建物をとおして呉の歴史を垣間見ることができます。
中でも旧司令長官官舎は洋館部の天井や壁に金唐紙をふんだんに使い、訪れた人はその美しさに驚かされます。 また、休憩所は東郷平八郎が海軍大佐時代、在呉中に住んでいた家の「離れ座敷」だったもので、 明治時代の旧海軍ゆかりの建造物として保存の必要性があるため、文化庁の「登録文化財」として登録されました。
文化スポーツ部 文化振興課 文化グループ
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