12月~2月は、雲海が立ちこめ神秘的な景色が広がる。
呉駅から「下黒瀬・兼広」行き広電バスに乗り、岡条バス停下車。
登山道から徒歩約40分で頂上。
その名のとおり岩の多い山で標高420メートル。 山頂の大きな岩に郷原町を考える会が書いた「火の用心」の文字でも有名。 その雄大な姿は、郷原町のシンボル的存在です。
時をさかのぼること戦国時代、東西条(現在の東広島市西城町周辺地域)を支配していた 戦国大名・大内氏の南部防衛の拠点となる城がこの山にありました。 当時、勢力を伸ばしてきた毛利元就が1554年、 兵を送りましたが幾度攻めても落城しないためさらに援軍を送り、 総勢2千人による猛攻撃を加えました。 合戦は3日3晩続き、激戦の末、城主・岩見源之丞は「しめの松」で、 その弟も苗代で討たれ、ついに岩山城は落城しました。 以前、本丸のあった山頂からは、黒くなった米や麦・ソバが出たといいます。
第二次世界大戦の時、砲台を山頂に設置したため、 今は石垣や井戸を残すのみとなりました。
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