新型コロナウィルス感染拡大防止のため,これまでご来館の皆様にマスクの着用をお願いしてまいりましたが,令和5年3月13日より,マスクの着用は,個人の判断に委ねることを基本とします。
当館職員についても,国の方針に沿って個人の判断を基本としますが,入館者の状況によりマスクを着用して対応する場合がありますので,ご了承下さい。
なお,館内のアルコール消毒液の設置は,当面の間継続します。
【入館時のお願い】
南薫造記念館では,特別展「生誕140年 南薫造展part1~地域で育まれた珠玉の名品~」を開催します。
日本洋画の巨匠・南薫造(1883-1950)は,呉市安浦町の出身です。東京美術学校卒業後はイギリスに留学し,ヨーロッパ各地で研鑽を積み、帰国後は文展で連続受賞を果たすなど一躍その名を知られる画家となりました。印象派風の明るく豊かな色彩で描き出される瀬戸内海や農村の風景は,戦前から戦後にかけての日本洋画壇で高く評価されました。
画家の生誕140年を記念して開催する本展では,多くが初公開となる個人コレクションを中心にご紹介します。生まれ故郷の瀬戸内や,旅先の風景などを伸びやかな筆致で描いた南薫造の作品は,地元を中心に多くの人々に愛され,これまで大切に守り伝えられてきました。これらの貴重なコレクションは,作品が日常の生活に深く溶け込んでいることを伝えてくれます。画家の生家である南薫造記念館で,瀬戸内の光と風を感じながら,穏やかで気品に満ちた作品をお楽しみ下さい。
チラシはこちら 生誕140年part1 [PDF]
[画像]左から 南薫造《麦秋の瀬戸内海》広島県呉警察署蔵,《草を刈る農婦》《赤崎海岸遠望》《菊》いずれも個人蔵
2023年5月27日(土曜日)から2023年9月24日(日曜日)まで
9時00分~16時30分,火曜日休館
一般200円(160円) 高校生120円(100円) 小中生80円(60円)
( )内は20名以上の団体料金。呉市に在住、または通学する小・中・高校生は無料。
広島中央地域連携中枢都市圏(竹原市・東広島市・江田島市・熊野町・海田町・坂町・大崎上島町)に在住する小・中・高校生(通学も含む)は無料。呉市いきいきパスをお持ちの方、障害者手帳等をお持ちの方は無料(要証明書)。
1.ガーデン・コンサート「マンドリンの調べ~南薫造,欧州へのあこがれ」
日 時 : 5月27日(土曜日)13時30分~
演 奏 : デュオren*ren
参 加 費: 無料(入館料が別途必要)
定 員 : 各回とも25名(整理券※)※抽選になる場合があります
2.ワークショップ「南薫造ゆかりの地を歩こう」
南薫造ゆかりの地で,簡単なスケッチや写真撮影をしながら,のんびりお散歩しましょう。
日 時:6月10日(土曜日)10時~12時
講 師:安浦町まちづくり協議会のみなさん
対 象:小学生以上(小学生は要保護者同伴)
参 加 費:200円(入館料は別途必要)
3.写生大会「南薫造のふるさとを描こう」
南薫造記念館やその周辺で「推し」の場所を絵にして下さい。
参加作品は市役所多目的ホールと南薫造記念館で展示します。
日 時:7月29日(土曜日)9時~12時
講 師:呉美術協会 星加哲男さん,千田禅さん
対 象:小学生以上(小学生は要保護者同伴)
参 加 費:無料(画用紙を1枚配布します)
※描画用具はご持参下さい。
【お申し込み】
1は当日13時より整理券を配布し,多数の場合は抽選とします。2,3はお電話で文化振興課(0823-25-3462)へお申し込みください。
2022年12月21日(水曜日)から2023年6月20日(月曜日)まで
南が好んだ趣味,嗜好品などを展示します。
[画像]南薫造の遺品
6月21日(水曜日)から12月18日(月曜日)まで
勉強家の南薫造は,将来の外国留学を見据え,早くから準備をしていました。南の蔵書から,外国語の教科書や留学時に購入した書籍などを紹介します。
2022年10月26日(水曜日)~2023年5月15日(月曜日)まで
戦前に発行された様々な記念絵はがきを紹介します。
5月17日(水曜日)~10月30日(月曜日)
戦地の兵士と祖国の家族らを結ぶ,唯一の手段であった軍事郵便。兵士の慰問としても使われた軍事郵便を紹介します。
2023年2月22日(水曜日)から8月7日(月曜日)まで
南が美術雑誌において「美術」が生活に欠かせないものであることや,青年時代に心の眼を養うことの大切さなどについて述べた自筆原稿を紹介します。
[施設に関すること]南薫造記念館 電話 0823-84-6421
[展覧会・イベントに関すること]文化振興課 電話 0823-25-3462