深山の滝|呉市の文化財
印刷用ページを表示する掲載日:2022年4月4日更新
深山の滝
みやまのたき
市名勝 昭和54年10月1日
深山の滝は,絵下山を源流とし,天応に流れ込む大屋川の河口から3.3km上流にあります。瀬戸内面から高度200~250mの中国山地中位面に向かって,谷頭侵食をすすめているところに形成された上下2段の滝で,上段の高さ10.5m,下段14mの2つの滝からなり,幅20mもある一枚岩を流れ落ちる見事な大滝です。
この滝については,『文化度国郡志』には「ひめつるの滝」,『芸藩通志』では「姫摺(ひめづる)の滝」と書かれ,戦国時代,毛利氏に滅ぼされた野間則綱の居城(妣摺城〔ひめづるじょう〕)がこの近くにあり,落城の際,その姫君が家臣とともに滝の上で自害したことから,こう呼ばれるようになったという言い伝えがあります。
現在の滝の名称については,3つの山からの流れを集めた三山の滝ということから転じて,「深山の滝」と称せられるようになったとも伝えられていますが,定かではありません。
所在地
焼山町
交通案内
広電バス 焼山熊野苗代線「宮ヶ迫団地入口」バス停下車 徒歩約35分
公開情報
現在は砂防工事のため見学不可となっております。(工事期間は令和5年度末までの予定)
中国自然遊歩道の通行止め措置について<外部リンク>
地図の読み込みに関する問題が発生したとき<外部リンク>