ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地トップページ > 組織で探す > 企画課 > 呉市・広島大学Town&Gown構想シンポジウムを開催しました

呉市・広島大学Town&Gown構想シンポジウムを開催しました


 ​呉市、広島大学、海上保安大学校、笹川平和財団は、Town&Gown構想の推進に向けて、アジアにおける海洋・海事の国際的教育・研究・社会連携の拠点形成と地域社会等の活性化を図るため、令和5年7月8日に連携協定を締結しました。
 民間企業や関係団体などの多様な主体と連携し、Town&Gown構想を推進していくため、海洋・海事に関するシンポジウムを開催しました。シンポジウムには、市民、企業、大学、行政、関係機関から約150人の参加がありました。

呉市・広島大学Town&Gown構想推進キックオフシンポジウムチラシ [PDFファイル/241KB]

※連携協定についてはこちらのページをご覧ください。
 (広島大学・海上保安大学校・笹川平和財団と「呉市・広島大学Town&Gown構想の推進に向けた海洋・海事の国際的拠点の形成等に関する協定」を締結しました - 呉市ホームページ (kure.lg.jp))​ 

 

開催概要

日 時:令和5年9月13日(水曜日) 18時00分~20時30分
場 所:新日本造機ホール(呉市中央4丁目1-6)
テーマ:呉市にアジアの海洋・海事の国際的拠点をつくる

シンポジウムの内容(敬称略)

開会挨拶

 呉市長 新原 芳明
 広島大学長 越智 光夫
 日本船舶海洋工学会 会長 橋本 州史

<内容>
 講演に先立ち、新原市長から「呉市の企業の皆様、市民の皆様とともに、呉市を盛り上げるTown&Gown構想を推進し、呉市に世界の海洋・海事の拠点を持ってくることにお力添えをいただきたい」と挨拶しました。
 その後、越智学長はビデオメッセージにより、「次世代の人材像などについて、海洋・海事分野を担うキーマンによる活発な意見交換を期待している」と挨拶がありました。
 また、橋本会長から、「日本での産官学の3者の連携においてTown&Gown構想という取組は画期的なものであり、発展に期待している」との挨拶をいただきました。

呉市長挨拶(新原市長)
橋本会長挨拶(橋本会長)

基調講演 「呉市におけるアジアの海洋・海事の国際的拠点に期待するもの」

 公益財団法人笹川平和財団 理事長 角南 篤

<内容>
 環境・経済・安全など多様な分野にまたがる課題の現出という海洋が抱える大きな課題と、その解決に取り組むための次世代の海洋・海事分野を担う人材育成の重要性をお話しいただきました。また、Town&Gown構想を推進することで、海の世界でブランド力のある呉市が世界から注目される海洋文化都市に発展できるとの期待を述べられました。
笹川平和財団 角南理事長 講演内容 [PDFファイル/260KB]

角南理事長講演(角南理事長)

講演1 「変革の時代にある海事産業と瀬戸内海地域」

 国土交通省中国運輸局 次長 田中 独歩

<内容>
 瀬戸内・九州を中心に海事クラスターが形成されており、広島県においては自動車製造に次ぐ主要産業であることや、カーボンニュートラルに向けた石油や天然ガスに変わる新たな燃料の開発の動向、未来を見据えたコンセプト船や自動運航船の実用化に向けた取組などをご紹介いただきました。
中国運輸局 田中次長 講演内容 [PDFファイル/279KB]

田中次長講演(田中次長)

講演2 「瀬戸内海を活用したクルーズ戦略展開」

 瀬戸内海汽船株式会社 代表取締役社長 仁田 一郎

<内容>
 従来の船からは思いつかない「瀬戸内海の移動を楽しむ、みんなの公園」というコンセプトを持ったフェリー「シーパセオ」など、船にデザインを持ち込んだ新たなクルーズ船戦略や、船を活用した新たな瀬戸内の観光コンテンツ開発などをご紹介いただきました。
瀬戸内海汽船 仁田社長 講演内容 [PDFファイル/242KB]

仁田社長講演(仁田社長)

パネルディスカッション 「海洋・海事分野が求める高度人材の育成」

 海洋・海事産業の将来像や次世代を担う人材の育成に関して意見交換がされました。

 ・パネリスト
  日本船舶海洋工学会 会長 橋本 州史
  公益財団法人笹川平和財団 理事長 角南 篤
  国土交通省中国運輸局 次長 田中 独歩
  瀬戸内海汽船株式会社 代表取締役社長 仁田 一郎
 ・モデレーター
  広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 濱田 邦裕

<内容>
○海洋・海事分野における人材確保は喫緊の課題であり、小さいころから海洋・海事産業に触れる機会を設け、興味を持ってもらうことが必要。
○これまでは工学分野の研究だけにこだわりすぎていたが、今後は,文理融合の柔軟な考え方にしていく必要がある。
○瀬戸内地域は海洋産業が集積しているほか、穏やかで船舶の航行も多く、世界的に見ても非常に特殊な地域で、呉市は海洋・海事の研究・実証実験に最適なフィールド。
○この度のTown&Gown構想に係る連携により、呉市に国際的な学会の誘致ができる可能性もある。呉市が海洋・海事の国際的拠点になっていくことを期待する。

パネルディスカッション(パネルディスカッション)

閉会挨拶

 広島大学理事・副学長 金子 慎治

<内容>
 広島大学においてTown&Gown構想推進を担当する金子理事・副学長から、「全国各地で自治体と大学が連携した地方創生が生まれ始めている。Town&Gown構想の推進により、呉市から、いち早く大きなインパクトを生み出すような地方創生のうねりを巻き起こしていきたい」との決意がありました。

金子理事挨拶(金子理事・副学長)

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、Adobe社サイト<外部リンク>からダウンロードしてください。(無料)