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若胡子屋跡/豊地区


若胡子屋跡

由来

往時の御手洗には、四軒の茶屋 (遊郭) が広島藩から公認されていました。そのうちの「若胡子屋」は周防上関出身で、1724 (享保9) 年に藩から茶屋株の免許を受け、御手洗で最初に開業しました。18世紀後半には50人 (一説には100人) 近くの芸子・遊女を抱える御手洗最大の茶屋でした。
その華やかさとは裏腹に、凄惨な伝説に彩られた茶屋でもありました。「日本残酷物語」で広く知られるようになった「おはぐろ伝説」や、訴訟判決を早とちりした当主の切腹自殺など、悪所を象徴するような話も語り継がれてきたようです。

見所

建物自体は茶屋免許当時のものと考えられますが、入母屋妻入り造りの主屋は、明治期に寺院に転用された際に柱や天井が取り払われ、現在は耐震補強を施した展示スペースとなっています。
別棟の奥座敷は当時の面影をよくとどめ、天井や雨戸などに屋久杉が使われるなど、贅沢な造りになっています。また、庭には、遊女「八重紫の墓」がひっそりと佇んでいるほか、土塀には桜島の溶岩石が塗り込められています。
1940 (昭和15) 年に広島県史跡に指定されています。

施設案内

拝観料

無料

休館日

火曜日(※祝日の場合は,翌日水曜日),年末年始

お問い合わせ

0823-67-2278