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恵美須神社/豊地区


恵美須神社

由来

江戸時代の記録によれば、「千砂子 (ちさご)」という磯に夜な夜な光るものがあり、漁師が引き上げると蛭子神像であったため、それを祀ったのが創建の由来とされています。また、別の伝承によれば、豊前国小倉から祭神を移したともいわれています。
1707 (宝永4) 年に社殿が再建されているため、創建はそれ以前ということで、おそらく御手洗町が開かれた頃 (1666年) に祠として祀られ、町の発展とともに整備されていったものと思われます。
御手洗に立ち寄る船乗りたちは、ここで航海の安全と順風を祈願しました。また、御手洗の繁栄を願い、境内では毎年春・秋に芝居が興行され、大坂など各地から一座が巡業にやってきました。1788 (天明8) 年から高札場も設けられており、町一番の繁華な場所となっていたようです。

見所

本瓦葺きの本格的な本殿と覆屋、向唐破風の向拝付の拝殿は、共に1996 (平成8) 年に広島県の重要文化財に指定されています。また、道路をはさんで海際に立つ鳥居、その隣の雁木 (石段状の船着き場) などにより、往時の港の佇まいが偲ばれます。