呉市では、自殺対策基本法第13条第2項に定める市町村自殺対策基本計画として、皆が助け合い、誰も自殺に追い込まれることのないまち「くれ」を目指し、「みんなでいのち支える呉プラン(呉市自殺対策計画)」を策定しました。
みんなでいのち支える呉プラン [PDFファイル/8.32MB]
概要版 [PDFファイル/7.92MB]
日本では、年間約2万人の人が自ら命を絶っています。
自殺は、人間関係、生活、仕事、経済面などのさまざまな不安や悩みが複雑に絡み合って、「死ぬしかない」
と言う気持ちから起こる「追い込まれての死」と言われています。
・ 自殺の現状と対策<外部リンク>
健康を保つには、「からだ」の健康だけでなく、「こころ」の健康も大切です。
社会的な問題となっている「自殺」も、こころの健康づくりと関係していると言われています。みんながこころの健康
づくりに取り組み、そして「ゲートキーパー」になることで、みんなの命を守りましょう。
ゲートキーパーとは、悩んでいる人に「気づき」、「声をかけ」、「話を聴いて」、「必要な支援につなげ」、「見守る」
人のことです。
~ 大切な悩みに気づいて、みんなで自殺予防に取り組みましょう ~
家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
■ 表情が暗く、元気がない ■ 言動が変わった ■ 仕事や家事の能率が落ち、ミスが多い ■ 身なりに構わなくなった ■ 人付き合いを避ける ■ 飲酒量が増えた ■ 趣味や運動、外出をしなくなった |
変化に気づいたら、「眠れてる?」、「食欲はある?」、「なんだか元気がないようだけど・・・」など、あなたなりの
一言を相手にかけてみましょう。
本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
■ 悩みを話してくれたら、時間をかけて、できる限り傾聴しましょう。
■ 話題をそらしたり、訴えや気持ちを否定したり、表面的な励ましをしたりすることは逆効果です。
本人の気持ちを尊重し、共感したうえで、相手を思う自分の気持ちを伝えましょう。
早めに専門家に相談するよう促す
■ こころの病気や社会・経済的な問題等を抱えているようであれば、公的相談機関、医療機関等の専門家への
相談につなげましょう。
■ 相談を受けた側も、一人では抱え込まず、プライバシーに配慮したうえで、本人の置かれている状況や気持ちを
理解してくれる家族、友人、上司といったキーパーソンの協力を求め、連携をとりましょう。
次のような相談機関があります。
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
■ 身体やこころの健康状態について自然な雰囲気で声をかけて、あせらず優しく寄り添いながら見守りましょう。
■ 必要に応じ、キーパーソンと連携をとり、専門家に情報を提供しましょう。
医師や保健師が「こころ」の悩みの相談をおこなっています。相談は秘密厳守でおこないますので、安心してご相談ください。ご本人だけでなく、ご家族からの相談も受けています。