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老後を考えたやさしい住まいづくり「バリアフリー住宅」


 家庭内の事故で死亡する高齢者は、交通事故による高齢者の死亡数を上回り、 年間7,800人にのぼっています。これは、家の中の事故で死亡する人の約7割を占めています。 その中で、「つまずきあるいは階段からの転倒及び浴槽での溺死」による死亡が4割を超え、 住宅内の段差などの設備が、危険な障害物となっている状況がうかがえます(平成10年厚生省「人口動態統計」による)。 また、死に至らなくても転倒事故により骨折し、それが原因で「寝たきり」になることも少なくありません。 事故を未然に防ぎ、安心して快適に暮らせる住まいづくりが必要です。
 年をとって初めて増改築を行なう例が多く見られますが、 後からの対応は、改修内容が制約されるだけでなく、改修費用も高くなります。 このため、住まいを新築するときは、自分も高齢者になることに配慮した住宅、 つまり「バリアフリー住宅」にすることが重要です。

バリアフリー住宅をつくる5つのポイント

  1. 段差の解消
    中途半端な段差が一番危険です。床の段差解消はバリアフリーの基本です。
  2. 幅を広く
    廊下や階段の幅は、手すりの設置や車いすの利用を考えて広くする。 浴室や便所はもちろん、そのドア幅も、将来の介助や車いすの利用を考えて広くする。 また、水に濡れても滑りにくい床仕上げ材を使用する。
  3. 頑丈な下地
    いざというときに、どこにでも手すりなどが付けられるように下地を補強する。
  4. 使いやすい建具・設備・機器
    ドアは、開閉のしやすい引き戸にする。
    ドアのノブはレバーハンドル式に、水道の蛇口はレバー式にする。
  5. 移動がしやすい配置
    行き来の多い寝室や便所・浴室への移動がしやすいような部屋の配置にする。